2013.12.04
本日は、第31回の化学実務駅伝が、学校で実施されました!
これは、本校で年に3回実施されている行事の1つです。
行事で「駅伝」と言っても、実際に学生が走る訳ではありません。
化学実務駅伝とは、本校の卒業生がお世話になっている企業の方をお招きして
講演して頂くもので、バトンを繋ぐように毎回いろいろな企業様にお越し頂くこと
から「駅伝」と名付けられています。
在校生にとっては、毎回、卒業生が就職して活躍している企業様で、
現在学んでいる化学や分析の技術がどのように活かされているのかを
現場の第一線で活躍されている方から直接に話をして頂ける貴重な時間です。
本日は、医療機関から委託される臨床検査業務全般を行っておられる企業の方を
講演者としてお招きしました。
この写真が講演時の様子です。
講演者のT様(写真左側)は、会場のイメージとして、もう少しラフな雰囲気を想像されて
いたようで、実際にスーツ姿の学生がメモ片手に、真剣に聞く姿勢を見て、
少し驚かれた様子でした。
本校ではこのような行事の時、学生は毎回、当然のようにスーツ姿で臨みます。
これは、実践的な職業教育のための大切な取り組みとして、この行事を位置付けて
いるためです。
さて、講演が始まると、業界のお話から、企業の特色や事業内容を詳しく
説明頂き、実際に使用している分析機器も1つずつ、丁寧にスライドを用いて
説明頂きました。
こちらの企業様で扱われているサンプルは、生体試料が中心です。
例えば、病院で血液検査を受けることになると、お医者さんや看護師さんに
血液を採られます。その血液を分析して、いろいろな分析値を出しているのが
この企業様です。
本校へ入学する学生には、このような分野での就職を目指してくる学生も
多くいます。実際に、こちらの企業様には、これまでにも本校から多くの学生を
採用頂き、現在も卒業生が活躍しています。
実は、このタイミングに合わせたかのように、先日、生命バイオ分析学科の
2年生で、Uさんがこちらの企業様から内定の連絡を頂きました。
ご講演後、Uさんが挨拶をさせて頂いたときに撮らせて頂いた写真です。
写真の左が、講演者のT様、右が同じく講演者のF様。
そして、中央が内定を頂いたUさんです。
Uさんは、この企業の求人票が校内に掲示されたとき、
「この企業、ずっと気になってたんです!
今年は、いつ求人票が届くのかとずっと待ってました!
絶対、行きたいです!」
と、求人票を見ながら話していた姿を覚えています。
今回、その夢が叶い、本当に嬉しそうでした。
また、講演者のT様からは、昨年に内定を頂いた生命バイオ分析学科
30期卒業のSさんについても、近況をお話頂きました。
「新しい仕事内容を早く覚えるため、毎朝、少し早く来ては、
1人でコツコツと勉強しています。勉強熱心な姿勢を見て、
感心していますし、期待もしています。」
とのことでした。
Sさんが在学時には、私ぽてとが担任をしていたので、現在も頑張っている
様子を聞けて、本当に嬉しく思いました。
本日、ご講演頂いたT様とF様には、改めてお礼を申し上げます。
また、Uさん、来年の4月からは、この職場で先輩のSさんにも負けないよう
頑張って下さい!期待しています!
前述の化学実務駅伝を終えた頃、別の企業様から学校に連絡が入りました。
「2年、生命バイオ分析学科のSくんには、是非、次の4月から一緒に働いて
もらいたい!」
12月という時期なり、就職活動という点では、ここまで苦労してきた
Sくんが内定を頂きました。
内定を頂いたのは、業務用のお酒やリキュールを製造している企業です。
業務用がメインであるため、名前は表に出にくいですが、業界では
シェアナンバー1の企業です。
まずは、喜びの写真です。担任のましおか先生との2ショット!
本校へ入学する際、Sくんは将来、食品の分野で働きたいと考えていました。
入学後も授業や実験を通して化学や品質管理の知識、実験の基礎技術や機器を
使用した分析技術を学び、この学んだ知識と技術を生かせる食品分野での就職を
目標に、就職活動をスタートしました。
しかし、当初は順調に進んでいた就職活動でしたが、ある企業の採用試験を受ける
際に、大きなミスをしてしまいました。恐らく、Sくんにとっては、人生最大とまで
はいかなくとも、本当に「しまった!」と痛感したミスであったと思います。
就職指導をしていた担任のましおか先生からも、この時ばかりは、厳しく注意をされて
いました。そこには、もう二度と同じ間違いするなよ!という気持ちと、
この経験を生かして、もう一回チャンスをつかみ取れ!という応援する気持ちが
あっての厳しい注意でした。
この時、Sくんは本当に反省したと共に、応援してくれる先生がいたことを
とても頼もしく感じたようでした。
そのため、Sくんは自らをもう一度見直し、積極的に最初から就職活動を
やり直しました。
その結果、今回、こうして内定を勝ち取ることができました。
採用頂いた企業の担当者様からは、
「今回の選考には、10名の応募者がおられました。
その中で共に働きたいと思う人物に注目して、選考しておりました。
若者の武器となる明るく元気な声が出せる人で、
職場の雰囲気にもなじめ、かわいがられる大事な要素をもった方です。
期待しております。」
との言葉を頂きました。
あの苦労が無ければ、このように言って頂ける企業との出会いも無かったかも
しれないと考えると、不思議な縁を感じます。
Sくんが、苦労していたことは、本校の教員全員が知っていましたので、
写真を撮っている最中も、いろいろな先生から
「おめでとー!」「壁を乗り越えたな!」と、祝福の声を掛けられていました。
行きたい企業で働けることになり、本当に良かった!
Sくん、これからの更なる成長と活躍に期待しています!
こちらでは、一足先に内定を頂いた学生が語ってくれています。
それは、平成25年11月24日(日)に、
『高校1,2年生限定~在校生が語る!スペシャルオープンキャンパス』と
題して、高校1,2年生を対象にしたイベントを行ったときのことです。
当日は、本校の在校生が中心となって、いくつかの実験を行ったり、
在校生が高校時代に感じていたこととして、本校に入学した経緯などを
学生自身の言葉で話してくれました。
その日の様子は、こちらのブログをご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2013/11/post-7768.html
そして、この時に在校生3名が実際にプレゼンテーションをした様子を、
今回、動画として見えるようになりました。
3名が語ってくれているので、是非、ご覧下さい。
照明が少し暗く、見えにくいところもあるかと思いますが、
彼らの言葉で素直に語られています。
特に進路などで迷われている方には、参考にして頂ける内容と思います。
1人目 『文系出身の私が今ここにいる理由』
2人目 『今ここにいることそのものが素晴らしい』
3人目 『動物から人へ~そして人間的な成長』
この他、本校の公式facebookページからでも関連情報を発信していますので、
一度のぞいてみて下さい。
facebookのページは、こちらです。↓↓↓
https://www.facebook.com/bunsekikagaku?hc_location=stream
By ぽてと