2013.12.10
9月から開始してきた卒業研究も大詰めの時期に入っています。
2年生命バイオ分析学科の学生の卒業研究の様子をご紹介いたします!
各班実験の様子を見に行くと、とある実験室に入った途端、ネギの香りが...
実験室にネギ?と思って様子を見ると
ネギを細かく刻んでいました!
真向いでは柿を切っています。
一瞬、料理をしているのかと思ってしまいそうになりますが、これも実験のためなのです。
彼女たちは、「身近な食品の抗酸化作用」について調べています。
抗酸化とは、その名の通り「酸化を防ぐ」ことを意味しています。
ヒトの体も日々の生活の中で、実は酸化をしていて、それが原因で老化が起こったり
病気になったりするのです。
その酸化を防ぐ力の強い食品を探しているんです。
どのような結果がでるのか楽しみですよね!
その他にも実験室ではてきぱきと実験を進めている学生の姿がみられました。
こちらでは、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)という液体に含まれる成分を
調べる機械の中をのぞいています。
「なにやってるの?」
「分析にするものにあわせて、機器の設定を変えているんです。
卒業研究を行っている中で、この機器の扱いは慣れました」
迷いなく作業している姿は、まさにお手の物!といった様子です。
学んできたことを生かせている証拠ですね。
2年生が卒業研究をしているとき、1年生の生命バイオ分析学科が機器分析実験
を行っていました。
写真右手は、Y君です。
本校では、ある高校の生徒さんを数名から1クラス分ほど受け入れて
実験会を実施したり、逆に高校に訪問させていただいて出張実験会などを実施しています。
以前、滋賀県立甲南高校のPTAの方々に来ていただきましたが、実はY君の母校でも
あります。(そのときの様子はこちらから!)
そして今度は、生徒の方々を対象に高校に訪問させていただき、実験会を行う予定でいます。
Y君にそのことを伝えてみると
「実験を通して化学を楽しく学べることが伝わればいいなと思います」
とはにかみながら言ってくれました。
当日の様子は、またこのブログで紹介いたしますので楽しみにしていてください!
byマカロン