2013.12.23
年内の学生の授業や実験も終わり、学生は冬休みに入っています。
そして、今日は天皇誕生日の祝日ということもあり、
本来ならば学生は登校しません。
しかし、今日は「バイオ技術者認定試験」の試験日で、これを受験する学生が
受験会場にもなっている本校へ、朝から登校していました。
バイオ技術者認定試験とは、日本バイオ技術教育学会の実施する試験で、
上級、中級、初級に分かれています。
本校の学生が受験するのは、主に、上級と中級の試験です。
例えば、中級の試験では、
「遺伝子組換え技術や細胞融合技術、生物などの利用技術やこれらを
行うための安全管理に関する知識をもち、適切な指導者のもとで
実際にバイオテクノロジーに適応しうる資質」の認定を行います。
そして、試験では、「バイオテクノロジー総論」「生化学」「微生物学」
「分子生物学」「遺伝子工学」の5科目を午前と午後に分けて受験します。
内容を見れば、「少し難しいのでは?」と、感じられるかもしれません。
もちろん、決して簡単であると言い切ることもできませんが、
本校の学生は、これを受験できるだけの準備を普段からしています。
特に、この資格試験を受ける学生の多くは、2年制の生命バイオ分析学科や、
4年制の医療からだ高度分析学科の学生です。
これらの学科では、普段受けている授業の科目に、この資格試験対策にもなる
関連科目が多々入っています。つまり、普段の授業を受けていれば、自然と
対策もできるようになるのです。
試験が始まる前の教室の様子です。試験は、本校で実施されるため、
普段使用している教室で受験できます。そのため、少しはリラックスして
受けることができるものの、さすがに試験前は、みんな緊張した面持ちで、
最後の確認をしていました。
また、勉強をしている様子をそっと覗くと、まとめられたノートとプリントを
見ながら復習していました。このプリントやノートは、普段の授業のもの
だけでなく、「資格取得対策講座」という授業とは別の時間に実施している講座で
配布されたものも含まれています。
1時間30分の試験を、午前と午後に分かれて受験をした学生は、
少し疲れた様子も見えましたが、やり切ったという様子で、それぞれ
帰っていきました。
上の写真は、生命バイオ分析学科、2年のTさんです。
Tさんは、すでに製薬会社で品質管理職としての内定が決定しています。
「できるだけのことはしました。あとは結果を待ちます!」
と、全力は尽くしたようです。将来、品質管理職として、この資格の中で
問われるような知識を必要とすることも多々あると思います。
努力が報われることを祈っています。
by ぽてと