2014.01.24
昨日に引き続き、
本日は、生命バイオ分析学科と
医療からだ高度分析学科の1年生が
定量分析実験の実技試験を受けました。
今回の試験では滴定という分析手法の技術を確認します。
滴定とは、濃度の分かっている溶液の加えた量から
サンプル中の目的成分の濃度を求める分析手法です。
この分析手法は、国家資格である技能士(化学分析)の
実技試験でも問われる技術なので、本番さながらに試験を行います。
つまり、本日の実技試験は、国家資格の実技試験の練習とも言えます。
このように、資格取得を見据えた実験や授業があるのも本校の特徴です。
学生たちの到着を待つ準備の整った試験会場です。
教室では実技試験の開始を待つ学生が
操作や計算の仕方について復習していました。
学生からは
「気をつけるべき点などしっかり復習して、
準備万端で試験を受けたいと思います。」
「時間内に良い結果が得られるか少し心配ですが、
習ったことを思い出して力を発揮したいです。」
など、前向きな気持ちを話してくれました。
そして、試験開始です。みんな真剣です。
試験の終わった学生に話を聞くと
「丁寧に操作を行ったので、良い結果が得られたと思います。」
「実験で習った技術の復習になりました。」
などと話してくれました。
しっかりと技術を身につける良い機会となったようです。
また、別の教室では、昨日、実技試験の終わった
資源分析化学科と有機テクノロジー学科の1年生が
実験レポートの修正を行っていました。
実験の結果や考察(実験結果を読み解き、原因・理由を考えること)を
報告書にまとめることも技術者にとって大切な技術です。
さらに、考察を考えることで、
実験の原理などをより一層深く学ぶ機会となります。
まずは教員からのコメントを見て、一緒に実験を行った班員と相談して
レポートを修正します。
分からないことがあれば、教員に質問をして、知識を深めます。
ミジンコ先生が丁寧に説明しています。
このようにして技術と知識を一体的に学んでいきます。
将来の仕事や資格に向けてしっかり身につけていきましょう。
連日ご紹介していますが、
2年制課程の2年生と4年制課程の4年生は
卒業研究発表会に向けて、その準備に余念がありません。
(卒業研究発表会のご案内はこちらから
https://www.bunseki.ac.jp/sotsuken.html)
本日は、医療からだ高度分析学科の4年生が、本番に向けて、
プロジェクターでスライドを投影して実践練習をしていました。
「投影された画像の横に立つだけで緊張感が生まれます。
初めて練習した時は、緊張して話せなくなりましたが、
繰り返し練習したことで慣れることができました。」
と実際の発表を想定した練習の重要性を話していました。
その後、担当のぽてと先生と
スライドや発表内容の修正点について話し合っています。
そして、ぽてと先生からの指摘を基に
さらに学生だけで話し合い、スライドの修正を進めていきます。
「もっと練習や修正を繰り返して、聞いてくれる全ての人にすごい!
と思ってもらえるような発表にしたいです。」
とやる気に満ちたコメントをくれました。
力を注いできた研究の素晴らしさを多くの方に分かってもらえるように
しっかり準備をしていきましょう。
by みなと