2014.01.27
1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生が
機器分析化学実験のレポートを作成していました。
機器分析化学実験は、分析化学で使われる様々な機器を
実際に使用して、機器の原理や使い方を学ぶ実験です。
有機テクノロジー学科1年生の学生が、実験の結果を
確かめ合いながらレポートを作成しています。
写真中央のH君は、「手を動かして実験することはとても
楽しいです。ですが、実験の結果をまとめるのは大変です。
最初にレポートを作成したときは書き方が自己流で、評価も
よくありませんでしたが、実験もレポートの作成も回数を
重ねることによって、以前よりも要点をまとめて作成する
ことが出来るようになりました。」と、自分の成長を語って
くれました。
こちらは早くレポートが完成した、資源分析化学科1年生の
二人のS君です!
右側のS君は、「前期の機器分析化学の授業では、実験が
無かったので知識だけを学んでいてよく理解することが
出来なかったのですが、後期には機器分析化学実験で実際に
機器を使って実験をするので、授業もよくわかるようになり
ました。」と、授業で学んだ知識を、実験でさらに成長させて
います。
1年生では、年間を通して、私、アクアが担当している
「機器分析化学I」の授業があります。この授業では、様々な
分析に使われる機器の原理や装置の概要などについて学びます。
S君が言うように知識を頭に入れるだけでは十分ではなく、
実際に手を動かして経験することでより知識を身につける
ことができます。彼が後期で成績が急激に伸びたのも、前期
から学んだことを上手に積み重ねられたからだと思います。
左のS君は、「最初は機器を使う際に、壊してしまわないか
緊張してしまうことがよくありましたが、今では最初に
比べて緊張せずにたくさんの機器を使うことができるように
なりました。来年の卒業研究のテーマでは、どの機器を使うか
分かりませんが、どんな機器でも使いこなせるように頑張り
ます!」と、来年に向けてやる気のあふれるコメントです!
本日、2月8日に行われる卒業研究発表会の要旨集が配布
されました。
卒業研究発表会のご案内はこちらから↓
https://www.bunseki.ac.jp/sotsuken.html
要旨とは、それぞれの卒業研究の目的や結果、今後の展望
などをわずか1枚に分かりやすく要約したものになります。
要旨集には、平日コースだけでなく、土・日曜日に社会人や
フリーター、Wスクールの大学生などを対象に分析化学の
知識と技術を身に付けるために開講している化学分析コースの
卒業研究班の要旨と用語解説集が載っています。
医療からだ高度分析学科4年生のMさんは、配布された
今年度の要旨集を手に取り、自分の班や、2年生の要旨を
確認していました。
「中間報告会で2年生の発表を見ましたが、正直まだまだ
だと思っていました。ですが、この要旨集を見たところ、
中間報告会の時よりもよくまとまっているように思います。
自分たちの発表もしっかり準備する必要がありますが、
それ以上に2年生たちがどのような発表をするか今から
楽しみです。」と、後輩の頑張る姿に期待している様子です。
有機テクノロジー学科1年生の教室を覗いてみると、K君が
早速手にした要旨集をじっくり読んでいました。
「それぞれの学科で卒業研究の内容が全然違うんですね。
自分の学科だけではなく他の学科の研究もとても面白
そうな研究内容です。」と、興味津々といった様子でした。
コミュニケーションルームでは、医療からだ高度分析学科
1年生のKさんが要旨集を見ていました。
要旨を見て、研究の内容やグラフの見方、言葉の意味など、
気になることを私にどんどん質問してきました。質問の数が
多くて私も戸惑ってしまうほど好奇心旺盛です!
「私が4年生になって卒業研究をするまであと3年あります
が、今からとても楽しみです!」と、先輩たちの研究内容を
読んでやる気を出していました。。
2年制学科は2年生の後期に、4年制学科は4年生の前期から
卒業研究が始まります。1年生で学んだことは全ての基礎となり、
一年一年の積み重ねが大きな力になります。しっかり知識と
技術を身に付けていきましょう!
by アクア