2014.02.08
今日は「卒業研究発表会」が実施されました。
今朝は雪模様で、発表会を実施できるか心配されましたが、
交通機関の大きな乱れもなく、無事開会となりました。
今日に至るまでの
2・4年生の学生たちの奮闘ぶりについては、
このブログでも何度も紹介してきましたが、
その努力の成果が、今日発揮されます。
卒業研究のテーマは
水質、環境改善、植物、微生物、プラスチック、医薬品などに関連するもので、
2年生と4年生合わせて計17テーマあり、
そのすべてについての発表が行われました。
(開会の本校校長かりめろ先生のあいさつ)
会場はドーンセンター7階のホールです。
広い客席には、本校学生以外にも、
保護者や高校の先生、OB・OG、企業の方々など、
本校外部からの聴講者も多く来て頂いていました。
たくさんの聴講者を前に、発表者はみな緊張の表情です。
2年制学科の卒業研究は、2年後期の約半年間行われます。
しかしこの卒業研究を実際に進められるようになるまでに、
2年生になってすぐの4月から、研究テーマの検討、実験内容の検討、
そしてその実験に必要な試薬や器具類のリストアップなど、
様々な準備が行われてきました。
また、研究を進めていくのに、1年生の頃から学んだ技術や知識も総動員されます。
今日の卒業研究の発表は、実質的には「2年間の集大成」となります。
今日に向けて2年生達は、実験の成果をまとめ、話し合い、
そしてたくさんの意見をもらいながら、
発表用のパワーポイントの資料とその発表内容を作り上げていきました。
いざ本番になると、独特の緊張感の中でも、
見違えるような素晴らしい発表を、全ての班がしてくれました。
また、4年生は昨年の春から実験を行って来ており、
その内容は2年生達を上回るものでした。
まさに、4年間の集大成が発揮されていました。
そして、発表終了後。
緊張感から解放された解放感と、そして大きな仕事をやり遂げた満足感に満ちた表情を
全員がしていました。
この表情を見ると、「彼らの卒業研究を指導できてよかった」と
本当に思います。
みんな、本当に良く成長したね...。
発表会の合間には、本校教員が作成した、
2年間・4年間の学生生活と今年度の卒業研究を振り返ったムービーが上映されました。
卒業研究の最後の試練を迎える2年生と4年生に
エールを送るために作られたこのスライドショーですが、
思い出のシーンの写真が一枚一枚映し出されると、
学生はもちろん、教員もついつい思い出に浸ってしまいました。
今日の卒業研究発表会は1・3年生も聴講し、
たくさん質問もしていました。
「卒業研究」のバトンは、次は彼ら1・3年生に引き継がれます。
2・4年生の立派な姿を、今日は目に焼き付けることができたと思います。
あまりに完成度が高く、「自分たちに同じことができるかな...」と
不安に思っている学生もいるかもしれませんが、
実は今日発表した2・4年生達も、
1年前は1・3年生の皆さんと同じような不安を抱えてスタートしているのです。
「化学に携わる仕事をしたい」「医薬品に関わりたい」「化粧品を作りたい」
と本校に入学してきた彼ら。
もちろん2・4年生達も、入学した当初は、実験器具の扱い方も全く知らない状態でした。
本校で、色んな授業・実験を通じて、
また、分化祭やスポーツ大会などの学校行事を経験していくことで、
メキメキと成長をして、希望の職業への内定を勝ち取り、
そして今日、研究を発表できる程までになったのです。
いまの1・3年生達も
むしろ「たった1年間でここまで成長できるんだ」と思って、
これからの1年間を楽しみにしてほしいと思います。
そして、先ほどにも記載したように、
今日の発表会には、OB・OGも多く来てくれていました。
4年制学科のインターンシップでも
お世話になった企業で活躍するOBと、
そこへ新たに今春入社予定の生命バイオ分析学科のK君とのツーショット。
OBたちももちろん、この卒業研究を経て、大きく成長し、
そして社会の現場で今も活躍してくれています。
この卒業研究によって、2・4年生から1・3年生に、
自分たちの成長や思いを伝え、そして引き継がれていきます。
まさに、この卒業研究も、本校の「伝統」と言っても良いと思います。
そんな本校の卒業研究は、
新聞にも記事として取り上げられました。
こういった本校の伝統であるこの卒業研究は、
本校にとって、在校生、卒業生にとって、
そして本校に関わる全ての方々にとっての宝とも言えます。
(発表会の様子は「つぶやき」でも実況されています。
ブログだけでは語れない発表会の模様を確認できます。
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これから卒業研究を進めていくであろう1-3年生には、
この伝統を、更により良いものとして引き継いでほしいと思いますし、
そのために、教員も一生懸命サポートしていきます!
byあおひげ