2014.02.14
こんにちは、アクアです!
本日は大雪でしたが、多くの学生が来ていましたので
その様子をご紹介します!
先日のブログでも紹介しましたが、本日も
道頓堀川水質調査の実験が行われました。
先日の様子はこちらから↓
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2014/02/post-7834.html
道頓堀川水質調査は、環境委員会が主体となり、
本校の学生が課外活動の一つとして、毎年4回、
道頓堀川の水質を調査しています。
今年度は10年目、今回で39回目となり、
引継ぎを終えた1年生が中心となり行っています。
本日の実験は、道頓堀川から採取した水の中に
含まれる菌数を数える実験でした。
今日の調査項目の責任者であった生命バイオ分析学科2年生のT君が、
菌が存在するかを調べる方法を、実際のサンプルを手に取り説明をしています。
さらに次年度のリーダーの生命バイオ分析学科1年生のO君に、
得られた実験結果をどのように考察したらよいか指導していました。
これまでのリーダーと新リーダーのツーショット!
左が2年生のT君、右が1年生のO君です。
2年生のT君は、
「去年の自分は、分からないことばかりで先輩に指導してもらう立場でした。
その自分が一年という短い期間の中でも、先輩の指導のおかげもあって
知識を身につけることができ、いつの間にか指導する立場になりました。
この経験は、自分の自信となり、さらに行動力に繋がり、
誰よりも行動できるようになったと思います。」
と、自分の成長を後輩に伝えていました。
1年生のO君は、
「来年には、自分が今の先輩のように、後輩に指導できるように
しっかりと知識と技術を引き継いでいきます!」
と、2年生に向けてやる気あふれる返事をしてくれました。
2年生のT君と1年生のO君が引継ぎを行っている
その後ろでは、かれらのやり取りをを見守る姿がありました。
一番右の学生が、医療からだ高度分析学科4年生のF君です。
F君は、1年生から4年生まで環境委員会に所属し、
4年間欠かさず道頓堀川水質調査の水質班で微生物について調査してきました。
そんなF君は、道頓堀川水質調査を4年間続けたことを振り返りながら
次のようにコメントしています。
「1年生のときは分からないことばかりで、先輩に実験方法を聞いて
ただその通りに実験を進めるだけでした。2年生になると教える立場になり、
ただ実験するだけではなく手順の改善や、実験を時間内に出来るように調整し、
少しでも良くなるように考えることができました。
さらに3年生や4年生になると、実験操作やノウハウを教えることに力を入れ、
新入生の成長を見守ってきました。」
F君は、4年間続けて道頓堀川水質調査に参加してきましたが、
継続してきたことには強い思いがありました。
F君は農芸高校出身で、高校で微生物や食品について学び、
バイオや医療に携わる仕事に就きたいと考え本校に入学してきました。
高校のクラブ活動で校内に流れる川の水質調査をした経験もあり、
本校の環境委員会で道頓堀川水質調査を行っていることに魅力を感じたことも、
入学を決めたきっかけになったそうです。
そんなF君に4年間道頓堀川水質調査を続けてきて
良かったことを聞いてみました。
「まず、実験が好きなので、実験が少しでも多く出来てよかったです。
特に医療からだ高度分析学科では、水質調査のような環境系の実験がなかったので、
学科の専門外の実験をすることができて良かったです。
また、水質調査を通して、学年や学科を超えてのつながりができ、いろいろな話ができました。
水質調査が無ければ他学年と話をする機会はあまり無かったのではないでしょうか。
他に何が良かったかと聞かれると答えることは難しいです。
全てが良かったので(笑)」。
と、4年間続けてきた感想を話してくれました。
10年間の道頓堀川水質調査の歴史は、学生たちによって改良が重ねられ、
先輩から後輩への思いがつむがれています。
現役生は先輩たちの期待を受け、技術の向上を目指し、
次の現役生に引き継ぐことができるようにがんばっていきましょう。
by アクア