2014.04.22
新年度に入り、授業や実験が始まったのが4月11日(金)でした。
時間割は月曜日から金曜日の各時間に、どの教科があるのかが
決まっているので、それぞれの授業や実験は1回目を終えて、
2回目に入っています。
新入生も少しは慣れてきたかな?と感じるところもありますが、
まだ緊張の残る時期でもあります。
その中、今日は本校でも開校33年目にして、初めてのイベントを
行いましたので、その様子をお伝えします。
本校の学校説明や見学などは、高校生や高校の先生を対象にすることが
多いのですが、今回、初めて企業の方を対象としたイベントを実施致しました。
目的は、情報公開として、本校の全てを知って頂くことと、本校学生への求人を
頂くためです。
参加頂いたのは、それぞれの企業の社長、研究所の所長、
工場の工場長、そして、採用担当の方々です。
過去に本校へ求人を頂き、卒業生が活躍している企業の方も参加頂き
ましたが、新たに本校学生への求人を検討しようかと考えておられる
企業様もいらっしゃいました。
まずは、校長のかりめろ先生から、
「専門学校とは」、「専門学校と大学との違い」、「本校の教育事例」
の説明がありました。
この時、同じ教室の後ろには、受付けなどで協力してくれていた学生も
聴講しています。これは、過大な説明をしていないということをご理解頂く
ためでもあります。
その後は、実験室で実験をしている学生の様子や、実験設備、実験を行う上で
安全や環境面で身に付ける内容を直接ご覧頂きました。
この時期、4年制学科の医療からだ高度分析学科の4年生は、卒業研究を始めて
いますので、簡単に実験概要を説明していました。企業様からは、実験内容に
関することだけでなく、これまでに学んできた内容や学校としてどのように評価
しているのかなど、いろいろとご質問も頂きました。
また、授業の様子も見学頂きました。大勢の企業方々が教室に来られたことで、
学生も少し緊張気味でしたが、じっくりと見学頂きました。
見学終了後は、在校生代表として、生命バイオ分析学科2年のTさんから、
「日本分析化学専門学校の入学前と入学後」として、プレゼンテーションが
行われました。学生が、普段のいろいろな授業や実験、学校生活の中で指導
を受けていることに対してどのように感じているのか、直接お聞き頂きました。
最後のアンケートでは、Tさんの発表を聞き、「感動した」とのコメントを
頂いた企業様もおられました。発表の内容だけでなく、Tさんの気持ちも
含めてお伝えできたように思います。
そして、最後には、もっと多くの学生と直接話をして頂き、ありのままの
学生の姿を見て頂きたいということで、在校生とのフリーディスカッションの
時間を設けました。
参加した学生は、約30名で、事前に「企業の方が多く来校頂ける機会があるが、
参加して話を聞いてみたいか?」と聞き、「是非、参加して話をしたい!」と、
手を挙げた学生です。
ディスカッションでは、企業の方々からの質問もあれば、学生からも普段疑問に
思っていることなどを質問させて頂き、大盛況に終わりました。
参加頂いた企業様からは、
学生が素直に、前向きに取り組んでいる姿勢を見て評価も頂きましたが、
実験指導の内容については忌憚なく苦言も頂きました。
これは、本当に貴重な言葉として、受け止めさせて頂くとともに、
期待も頂いていると感じました。
今回、本校では始めての試みではありましたが、
これからも「本校はこのような学校です!」と、常に胸を張って言えるよう
日々を振り返り、化学や分析の分野で活躍できる人材を輩出するべく、
進んでいきたいと思います。
By ぽてと