2014.04.28
今日は、大阪で食品添加物や工業用洗剤などの油脂加工を中心として
事業展開されている企業様が来校されました。
目的は本校へ求人を依頼するにあたり、本校の校舎・設備見学、
そして学生が実験をしている様子をご覧になりたいということでしたので、
実験棟にご案内し、各実験室で学生が実際に実験している様子を御覧いただきました。
今日は、たまたま生命バイオ分析学科1年生の学生が基礎化学実験で
「中和滴定」を行っていましたので、そちらをご見学いただきました。
見学中、企業様は、滴定操作の手の使い方について、大変興味を示されました。
この企業では、機器分析による実験もありますが、特に新入社員には、
「滴定」(機器分析ではなく、ガラス器具を用いた実験)を中心に行ってもらって
いるそうで、これまでに入社した方は、その扱いに戸惑う方も多かったようです。
ところが、本校で教えている内容を確認され、企業で教えて欲しい細かな部分まで
きっちりと教えていることに大変評価を頂きました。
また、行く先々で大きな声で挨拶をされたことから派生して、技術面だけでなく、
人間力もしっかりと指導されていることをお感じになり、
「企業側が教えておいてもらいたいことを、全て指導されているので、大変驚きました。
実際に学生さんが実験を行なっている姿を直接拝見したり、触れ合うことで、
大学生よりも随分しっかりしているように感じ、想像以上でした。」
と大変感心され、早速社に戻って本校の求人を前向きに検討します!という
良いお返事をお返事を頂くことができました。
さてさて、企業様にこうして大変評価を頂いた中和滴定の実験を行っていた
生命バイオ分析学科1年生は、時間割の関係上、実は今日が初めての実験の日だったのです。
高校ではビーカーすら触ったことのない学生も多いのですが、
企業様も見学に来られて緊張しているかと思いきや、実験操作に夢中で、
楽しみながら実験を行っているようでした。
実験終了後に、初めての実験はどうだった?と聞くと、
生命バイオ分析学科1年のAさんは、
「実際に自分の手を動かして実験をしてみて、
授業で先生が言っていたことが良く分かったし、すごく楽しかったです。
将来は、分析化学者として活躍したい!という目標を持って入学しましたが、
今日がその第一歩となりました。」
と笑顔で語ってくれました。
こうして本校での技術力と人間力をしっかりと身に付けて卒業したOBについて、
嬉しい報告がありました。
今から2年前に有機テクノロジー学科を卒業したI君は、卒業後、(株)マスターという
本校のインターンシップでもお世話になっている企業様に就職したのですが、
彼がなんと「社長賞」という賞を受賞したそうです。
実は、この社長賞というものは、これまでそもそも設定されていなかったそうなのですが、
入社後、大変活躍をしてくれたということで、その活躍をきちんと評価したく、
特別にそうした賞を設け、表彰をしたと社長様が仰っておられました。。
ちなみに、同社のホームページで彼の勇姿が写真で御覧いただけますので、よろしければ
ご覧ください。
http://www.mastersoap.co.jp/oem/plan.html
byすくろーす
※明日は「昭和の日」で、休校ですのでブログの更新はございません。