2014.05.01
本校では、授業終了後の放課後を利用して、
「特別基礎質問講座」を開講しています。
この講座は、教員が2名以上待機し、
学生みんなに思う存分質問をしてもらうために設置された時間です。
授業で分からなかったところや、
実験後のレポート作成に関する質問、
そして不安や悩み相談まで、
どんな質問でも受け付け、教員と一緒に解決するのが目的です。
今日は1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の放課後に
実施された講座を、わたくしあおひげが対応しました。
まずは数学に関する質問。
資源分析化学科のM君は、授業のノートを持参して、
分からなかったところの復習のために講座に参加していました。
授業のノートをさかのぼって、教員から丁寧な質問を受けることで、
不安は解消されたようです。
「早めに分からないところを解消することができて良かったです」と、
講座終了後は笑顔で話してくれていました。
また、有機テクノロジー学科のFさんは、
高校時代に化学を選択していなかったため、
本校でその化学を一から学んでいるということで、
今日積極的に質問してくれていました。
講座の前は
「授業で教えてもらう内容がすべて初めて聞くものばかりで、焦ってます...」
と話していましたが、
今学んでいることの復習を終えると、
今度は次回の授業の予習にまで質問内容が移っていきました。
次回の予習まで終えて、笑顔が戻りました。
焦りや不安も、この時間で解消されたようですね。
一方こちらの学生たちは、実験レポートの作成に取り組んでいました。
実験科目のガイダンスも終了し、
先週からいよいよ実験も本格的にスタートしました。
そして、実験終了後には、
その実験のレポートを作成しなくてはいけません。
これは将来「分析化学者」になるために必ず必要なスキルなのです。
その分析化学者になるための第一歩を、
この講座を利用して乗り越えようと、
一生懸命、でもその中にもみんな楽しみながら取り組んでいました。
「考察の考え方って、これでいいんですか?」と、
自分なりにしっかり考えたレポート内容を見せてくれる学生もいて、
彼らの成長も実感しました。
この講座で、色んな不安はすべて吹き飛ばして、
そしてみんなそれぞれの夢に向かって、
そして分析化学者になるために、更に成長してください!
また、今日は、特別基礎質問講座の横で、
医療からだ高度分析学科4年生が
卒業研究Ⅰの資料整理、
そしてその内容をまとめたパワーポイントの作成を行っていました。
今までしっかりと積み上げてきた基礎のバイオ、化学の知識を総動員して、
それらをじっくり応用していくことで、
卒業研究は作り上げられていきます。
班員全員で話し合いながら、
そして時には教員にも質問しながら、着々と進められていきます。
その姿は、1年生から見て頼もしく映っているに違いありません。
(コミカルな表情で写真に応じてくれた4年生、M君。
彼は昨年にも分化祭の実行委員長など、
様々な行事で活躍しています。そんな経験も、
これからさらに活かされることでしょう)
基礎の基礎から、そして応用まで、
本校ではじっくり学んでいくことができます。
「分析化学者になりたい!」
「○○を作ってみたい!」
「医薬品や食品、材料などの安全を守りたい!」
という学生たちの、その夢を叶えるために、
教員も、そして学校全体でサポートしていきます!
byあおひげ