2014.05.09
今日は年に一度の防火訓練と緊急事態対応訓練が行われました。
学生たちには本日防火訓練が行なわれることと避難経路および避難場所は事前
に連絡していますが、防火訓練が開始する何時はあえて伝えていませんでした。
その理由は、実際には火災は突発的に発生するため、できる限り火災が発生
した時と同じ感覚で訓練することにより、万が一火災が発生したときに安全に
行動出来るようにして欲しいからです。
大阪市北消防署の方が立ち合いのもと、2限目途中に実験室で出火したこと
を想定して火災警報が鳴り避難訓練が始まりました。実験棟で実験中の学生も
講義棟で授業中の学生も本校の前にある南天満公園へ避難をしました。
↑ 避難訓練の様子
火災発生時、自分の命を守るためには、冷静に行動し可能な限り早く避難
することが重要なポイントとなります。学生達はみな真剣に訓練を行い冷静か
つ素早く避難していました。
避難後は消防署の方からの講評と消火用の薬剤の代わりに水を入れた消火器
を用いた初期消火の方法の指導をして頂きました。実際に十数名の学生が消火器
を使った初期消火の模擬体験をしました。
↑ 消防署の方の講評
↑ 消火器を使った初期消火の模擬体験
防火訓練終了後、実験中に使用する化学薬品や廃液などが誤って外部に流れ
ないようするための応急処置についての緊急事態対応訓練が行われました。
実験の技術だけでなく、環境にも配慮することは分析化学者にとって必須の
ことなので、防火訓練に引き続き学生は真剣に聞いていました。
↑ 緊急事態対応訓練の様子(先生達が持っているのは応急処置のセットです。)
緊急事態対応訓練後の学生たちは
「実験操作を正しく行うことだけでなく環境への影響も心がけて実験をする
ことの重要性を再認識しました。今日の訓練は有意義でした。」
と言っていました。
今日の訓練で学生たちは、万が一に備えて安全に避難することや火災を発生
させないこと、化学薬品を流出させないために事前に予防することの重要性を
しっかり学んだようでした。
本校の学園祭(分化祭:分析化学のお祭りです。)の準備がスタートしました。
(昨年度の分化祭当日の様子はこちらです。)
今日は学園祭実行委員会の委員長や副委員長など、学園祭を運営する上で
中心の役割を担う学生が決定しました。
実行委員長には、医療からだ高度分析学科3年のTさんが就任しました。
Tさんは、
「これまで学園祭の委員には参画していませんでしたが、学園祭の成功の裏側
にある委員の先輩方の活躍を見て刺激を受けました。去年から私も実行委員長
として学園祭を成功させたいという気持ちがあり、今回立候補しました。」
という熱い想いを学園祭実行委員の前で発表し、委員全員の承認を受け実行
委員長に就任となりました。
↑ 熱い想いを発表するTさん
学園祭実行委員長のTさんを中心に学園祭準備がキックオフしました。
今年の学園祭(分化祭)は7月12日(土)に行われます。今後も学園祭準備の
様子は、ブログで紹介していきます。どうぞお楽しみに。
By Mac