2014.06.05
1年間の成長を感じる実験
今日は1年生の生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の定性分析実験を担当しました。
定性分析実験は色々な金属から固有の金属を検出試薬によって分けていく実験です。
その金属には、銀や銅、アルミニウムなど普段耳にする金属があります。
この実験によって金属の性質を覚えるとともに実験器具や試薬の使い方を学ぶことができます。
その実験の準備をしているときに、2年生の生命バイオ分析学科の学生が寄ってきて、
「先生、定性分析実験の準備ですか?なつかしいから、試薬を見せてください。」
「今だったら、去年よりも上手に金属の分離ができるのになぁ!」
と言ってきました。
この学生ももちろん、1年前には定性分析実験で金属の性質や実験器具の操作方法を覚えたのです。
その頃は実験操作を覚えることに一生懸命だったそうですが、今なら余裕で実験ができると言っていました。
その2年生はというと、生命バイオ分析学科の専門的な実験を行っていました。
実験の中には、1年生の後期で学習する機器分析化学実験で使用方法を覚えた分析機器による測定も含まれていました。
去年の今頃は恐る恐る実験をしていた学生達ですが、今は自信を持って実験を行えるようになりました。
道頓堀川水質調査の準備
放課後は環境委員会による道頓堀川水質調査の実験準備が行われていました。
道頓堀川への採水は今週の土曜日に行われますが、その採水準備を2年生が中心になって、1年生に教えながら準備を進めていました。
こういった時も実験器具や実験の操作方法を覚える機会になっているのです。
今の1年生も一年後には様々な実験器具や分析機器を使いこなし、専門的な実験を学生達で進めていくことができるようになります。
↑実験の成功を祝って、学生同士でグータッチをしているところです。
その日を目指して、頑張ってください。
by バッテン