せんせのブログ

前期の実験の総まとめ

2014.07.28

今日は生命バイオ分析学科1年生の『基礎化学実験』のレポート日でした。

本校では、実験終了後に自分が行った実験を翌週までにまとめ、提出し、
教員がレポートとして成立しているかどうかの確認・添削を行い、
学生に修正指導を行うということを行っています。
確認の際には、他の学生のデータやWEB上の情報のコピーがなされていないかどうか
についても厳しく指導し、不正のない化学者の倫理感を醸成することも大きな目的の一つとしています。

そうした添削結果を各学生にマンツーマンで伝え、誤った個所や不十分な箇所、
理解できていない箇所を修正するのがこのレポート日なのです。
今日は生命バイオ分析学科1年生S君に密着しました。
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修正箇所を指摘されると、自席に戻ってレポートの修正を行います。
S君(左)は隣にいる友人のH君(右)とともに、真剣に修正を行っていました。
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時間内に修正が完了し、S君がレポートを提出しました。
提出されたレポートを最終的に担当のミジンコ先生が確認し、
無事OKがもらた模様!良かったですね。
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合格をもらえたS君に、学校で一番楽しいことって何?と聞くと、
「やっぱり実験です!」と即答。
高校は普通科で、ほとんど実験がなかったということで、
週2回の実験が楽しくて仕方がないとのことでした。

また、前期に行った実験でどれが一番楽しかった?という質問には、
「滴定です!」とこれも即答。
どこがそんなに楽しかったのか聞くと、
「滴定で変色する試薬は1種類(フェノールフタレイン)しか見たことがなく、
 他の試薬を使うと、これだけころころと色が変わるンだなあと思い、
 その色の変化がとても楽しかったです。」ということでした。

また、隣に座っていたH君に学校で一番楽しいことって何?と聞くと、
こちらは
「休み時間に友達とワイワイ話している時」と即答。

えー!授業とか実験とかじゃないの?と一瞬思いながら、
何でこの学校に入学したのか聞いてみると、
「もともと高校の時から食品(お菓子)の商品開発がしてみたくて、
 大学も検討したのですが、実は自分で学費をすべてまかなう必要があり、
 4年制は経済的に厳しいということから、この学校の体験入学に参加して、
 2年間で自分の夢が叶う道があると知り、入学しました。」
と、かなりしっかりした回答が返ってきました。
将来のことも含めて、きちんと考えていたんですね。

いずれにしても、毎日が楽しいという彼ら。
彼らのように、自分の好きなこと、やりたいことがそのまま仕事できるというのが、
本校の大きな魅力の一つです。
8月は毎週末(土曜日もしくは日曜日)に体験入学を開催していますので、
興味のある方はお友達もお誘いあわせの上、お気軽にご参加くださいね。
詳細はこちらをどうぞ↓
https://www.bunseki.ac.jp/experience/index.html

byすくろーす