2014.07.03
今日は、企業見学会が行われましたので、この様子をお伝えします。
企業見学会とは、その名前からも想像して頂けるように、
将来、就きたいと考えている化学や分析の分野に関連する
企業や公的研究機関の施設の中を見学させて頂く行事です。
今年度、第1回目は5月16日(金)に行われましたので、
今日は2回目の企業見学会でした。
企業見学会の1回目の様子は、こちらをご覧ください。
5月16日のブログ → https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2014/05/post-7904.html
まずは1年生。
こちらは、大阪市立工業研究所へ見学に行った様子です。
最初は、この研究所で行われている業務全体の内容を
説明頂きました。
そして、研究施設の中に!
そこには、今、授業で習っている分析機器を
たくさん見ることができます。
どのような研究でこの機器を使用しているのかを説明頂くと共に、
見たこともない分析機器についても、
簡単な原理を教えて頂きました。
学生は、聞き逃さないよう、メモを取りながら聞いていました。
学生達が多くの分析機器を見学できる理由としては、
こちらの施設の方からの配慮もあるからです。
本校の学生が化学や分析を学んでいることを考慮して、
毎年、多くの分析機器が見られるようにと、
見学ルートを検討頂いております。
学生達も、学校では見ることのできない分析機器を見て、
今はまだ、何となく「すごい!」と感じつつも、
「将来は、このような分析機器を使って仕事をしたい!」
と感じた学生もおり、良い刺激を受けた様子でした。
2年生は、大阪商工会議所の大阪企業家ミュージアムに
見学へ行きました。
ここでは、105人の大阪に関係する企業家が
紹介されています。
その企業家の考え方や精神、志といったものを、
分かりやすく展示もされています。
ここでも学生は、メモを取りながら説明を受けています。
105人、全ての説明を聞くには時間が足りないため、
施設の方にその中から厳選頂き、
企業家の仕事に取り組んだ経緯と、そこにかけた熱意、
そして、諦めない気持ちを分かりやすく説明頂きました。
中には、内定を頂いた企業に関連する企業家を見て、
違った角度からも学ぶことができたと、
喜んでいた学生もいました。
実は、こちらの施設にも、ここ数年、
毎年のようにお世話になっています。
最近では、当日説明頂く担当の方が、事前に本校へ来られます。
その理由は、本校で学べる化学や分析のこと、
学生の様子などについて理解し、当日の説明では、
少しでも分かりやすく、学校で学んだことに繋げられるような
説明をしたいと、考えて下さっているからです。
担当者の方からは、
「毎年、貴校の学生さん達が来られると、非常に熱心に聞いて下さる。
その姿に、施設の他の担当者は、いつも感心しています。
そのため、せっかく来て頂けるのだから、できる限りの説明を
したいと思っています。」
というお言葉を、以前、本校に来られた際にも頂きました。
このように考えて下さるというのは、本当に嬉しく思います。
逆に、この気持ちにも感謝して、1年生、2年生は、
今日の企業見学会で学んだこと、感じたことを忘れずに、
明日からの授業・実験、就職活動に活かしてもらいたいと思います。
By ぽてと