2014.08.02
本校には、平日の通学が難しい方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・
化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が
取得することができる「化学分析コース」があります。
このコースでは、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
化学分析コースの学生は様々な目的を持って入学していますが、資格取得は全員共通の
目的と言えます。
本日は、9月上旬に行われる3つの国家資格の団体講習の受講票を配布しました。
3つの資格とは、「有機溶剤作業主任者」、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」、
「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」です。
いずれも労働環境の安全を守る「作業主任者」と言われる立場になるために必要な資格です。
そのため、人気が高く、時期によっては受講までに数ケ月待ちの時もあります。
そのような中、例年、本校の学生が非常に多く受講を希望することや、受講態度が
良かったことから、主催団体のご配慮で、本校の学生のためだけに毎年決まった日に
講習会を実施していただいています。
受講票を受け取った学生たちに話を聞くと、
『化学系の技術職への就職を目指しています。希望する就職を叶えるためにも、
できるだけ多くの資格を取りたいと考えていますので、3つの資格全てを取得したい
と思っています。』
『これまで学校と仕事の両立に慣れることを優先してきたため、資格取得に向けた
取り組みができていなかったので、まずは、今回の講習会でしっかりと資格を取得
したいと思います。そして、今回のことを契機として、他の資格取得に向けた取り組み
も始めたいと考えています。』
と抱負を話してくれました。
また、正社員や派遣社員として平日に働いている学生の中には、有給休暇を活用して
受講する学生もいます。
そのような学生からは、
『会社で扱っている化学物質について知識を増やし、資格を取ることで、社内で
より責任ある仕事ができるようになりたいと思い、受講を決めました。』
『資格取得を通して、日頃扱っている化学物質に関する知識を増やし、より安全に
実験ができるようになりたいと思っています。』
といったコメントがありました。
就職や転職、社内でのキャリアアップといった、それぞれの目的達成のため、
折角得た機会を活かして、1つでも多くの資格を取得できるように、しっかりと受講して下さい。
by みなと