せんせのブログ

定期試験に向けた化学分析コースの取り組み

2014.08.03

本校では、平日に通学できない方を対象に、週末(土曜日・日曜日)開講の「化学分析コース」を
設置しています。通学は週末だけですが、平日の学科と同じ2年間で卒業でき、卒業時に無試験で
取得できる国家資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者)も
全員が取得できます。このコースに在籍する学生は、平日学科の学生と同様に、化学関係の仕事に
就職したいと考えている方、既にお勤めの方はスキルアップを目指して、また事業の拡大を考えて
いる経営層の方など、それぞれの目的を叶えようとしています。このような、在校生の多種多様な
入学目的を達成するために、この化学分析コースは各学年、20名の少数精鋭で開講しています。

今日は、両学年ともに実験科目がなく、授業のみの一日となりました。
化学分析コースでは、次週から期末試験が始まりますが、今日の授業を
覗くと、授業の一部分で期末試験範囲のまとめが実施されていました。

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化学分析コースの学生の中には、社会人として平日に働いている学生も
いますので、短期間に全ての科目について試験を実施するのではなく、
週に数科目ずつ試験を実施しています。また、帰宅してからの復習や、
仕事で登校できなかった時に、授業の重要ポイントを確認するツールと
して、全ての授業で「授業シート」を配布していますが、定期試験前に
それまでの授業に関する確認問題が出題されます。その問題に取り組み、
重要なポイントを復習しておくことが、定期試験の準備にもなります。

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みなと先生の授業「機器分析法I」の一部で、中間試験後の授業内容に
関する問題演習と、その解答・解説が行われていました。定員20名の
少人数制ですので、問題演習の際にも教科担当の先生に質問し、疑問を
解消する様子がよく見られます。

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写真のS君から、授業終了後に以下の感想を聞くことができました。
 『関数電卓を用いたデータ処理の方法は、実験の中で学んでいたのですが、
  ちょっとしたミスで問題が解けませんでした。先生から直接、ミスした
  ところを指導していただき、改めて方法を確認することができました。
  問題を解くと、試験でどのような問題が出るのかイメージが付きますし、
  期末試験が近づいていることを実感することもできます。しっかり復習
  して、試験に備えたいと思います。』

試験勉強のために、まとまった時間を確保しなくても、授業の中で復習して定期試験に
備えることができているようです。「働きながら学べる」ことが特徴の一つであるこの
化学分析コースですが、このような取り組みを、有効に活用してくださいね!

by あずみ