2014.08.10
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析コース」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の
国家資格も卒業と同時に全員が取得することができます。
本日は、台風11号の接近に伴い、朝から大阪市内に暴風警報が発令されたため、
授業・実験は終日、休講となりました。
そのため、今日から始まる前期期末試験の会場となる予定だった教室も静まり返っています。
化学分析コースでは、平日に働いている学生も多いため、仕事と学業の両立がしやすいように、
そして試験勉強を通して着実な知識の修得につながるように、1日に1~2科目ずつ、
7日間程度に分けて定期試験を行います。
試験期間の開始を前に、昨日、試験に向けた取り組みを学生に聞くと、
『試験勉強に充てられる時間に限りがあるので、授業シート(授業や実験ごとに毎回配布
する、授業や実験の概要や重要ポイント、修得すべき事項などが書かれたプリント)を
活用することで、短い時間でも復習がしっかりできるので、助かっています。
明日からの定期試験の勉強も着実に行っていきたいです。』と話してくれました。
授業シートを復習や理解度の確認に存分に活用して、安心して試験を受けられるように
準備しましょう。
(授業シートを活用した授業の様子はこちらから)
さらに、1年生は、今日から定量分析実験が始まる予定でした。
定量分析実験では、滴定という実験操作について、様々な種類を学びます。
この定量分析実験は、昨日、1年生が行っていた定性分析実験とともに、化学分析の実験の
能力を証明してくれる唯一の国家資格である化学分析技能士の実技試験で出題されます。
つまり、毎回の実験をしっかり学ぶことが資格の取得につながります。
様々な目的を持った学生たちですが、多くの学生が就職や転職を目指しているため、
資格取得は重要です。
そのため、実験ガイダンスの後で、『資格取得につながる実験を学ぶことができるので
楽しみです。』と話していた学生もいました。
次の実験の日は少し先になるので、より充実した実験を行えように、しっかり予習をして、
実験内容について理解を深めておいてほしいと思います。
来週は化分コースも夏休みのため、お休みです。
ゆっくり休んで英気を養い、2週間後、元気に会いましょう。
by みなと