2014.09.06
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析コース」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の
国家資格も卒業と同時に全員が取得することができます。
本日、1年生は、私みなとが担当する「公定分析法」の授業がありました。
この授業では日本工業規格(JIS)や日本農林規格(JAS)、日本薬局方などの
様々な規格の概要と、規格で定められた化学分析法(公定分析法)について学びます。
将来、品質管理や品質保証の職に就職する学生も多いため、公定分析法やその成り立ちは
実務につながる重要な知識となります。
本日は、実務において用いることの多いインターネットによるJIS規格の検索方法、
例えばキーワードによる検索の方法や検索結果を絞り込むための検索条件の設定の仕方
などについて、実際にパソコンを用いて説明しました。
説明の後、各自でJIS規格の検索を体験しました。
学生に感想を聞くと
『化学に関するJIS規格がたくさんあることを授業で学びましたが、どのようにして
必要な規格を探し出したら良いのだろうかと思っていたので、今日、その方法を学ぶこと
ができて、とても良かったです。』
『検索方法という実践的な知識を得ることができ、さらに体験することもできたことで、
この授業の実務への繋がりを、より一層感じることができました。』
と話してくれました。
パソコンを用いた検索の仕方といったような、より実践的な方法を授業の中で体験できる
のも、少人数制の化学分析コースの魅力と言えます。
化学分析コースだからこそできる、このような体験型の学習や、よりマンツーマンに近い
指導を通して、実践的な能力を身につけていきましょう。
byみなと