2014.09.11
本校の後期の授業・実験は、来週から開始です。
今日はまだ夏休み期間中のため、
校内の学生の姿もまばらです。
しかし、お昼過ぎに教室を覗いてみると...、
何やら学生たち数名が楽しそうに工作?をしていました。
彼らは、後期の卒業研究班の一つ、
みなと先生の班に所属する班員です。
彼らは「化粧品と紫外線」に関する研究を行う予定で、
その研究に必要となる装置を、
みなと先生監修のもと、自分たちで作っていたのです。
化粧品に紫外線を照射するために、
その紫外線を外に漏らさず、正確に試料に当てる必要があります。
誰もやったことのないことをするのが「研究」ですので、
研究を進めていく中では、
このように自分たちの研究に合わせた装置を
自分たちで作る必要が出てくることもあるのです。
学生自身が考えて、
そして学生たち自身の手で進められていく卒業研究だからこその光景で、
まさに一番楽しい部分の一つかもしれません。
「化粧品に関する研究がやりたい」と集まった彼らですが、
その彼らの就職先は、化粧品業界に進む者だけではなく、
塗料や医薬品、医療用材料を作る企業と、
みんなバラエティーに富んでいます。
しかし、この卒業研究で得られる知識や技術、
そして何よりも
「大きな事(研究)をみんなでやり遂げた!」という大きな経験が、
就職した後にも活かされていきます。
いま目を輝かせて後期の準備にを進めている彼らの
この取り組みこそが、
就職後の将来に向けた準備とも言えるでしょう。
一方で、昨日に引き続き、
今朝から資格取得に向けた団体講習を受ける学生も沢山いました。
(昨日の講習の様子はこちら→ 9月10日のブログ)
この資格の取得も、
後期の授業・実験に活かされるのはもちろん、
将来の夢の実現に向けた準備とも言えますね。
そして、実験棟では、
はんなり先生がコツコツと後期に向けた準備を行っていました。
(装置を調整するはんなり先生)
(試料調製やそのデータも確認、準備は順調です!)
後期に入ると、
分析機器を実際に使えるようになるための実習を行う
「機器分析化学実験」も始まります。
(昨年の「機器分析化学実験」の様子です↓)
分析化学者になるためには、
このような分析機器を駆使することも必要になってきます。
本校では後期から、
これら分析機器を実際に触り、
そして実験で使用していきながら身に付けていきます。
最初は恐る恐る、と言う感じから、
最後には自信を持って機器を駆使して、
試料の分析ができるようになっていきます。
そんな学生たちの成長を目の当たりにできる後期を楽しみにして、
教員たちも各自で準備を進めています。
今日は学生たちそれぞれが、
そして教員たちも、
後期に向けて着々と準備を進めていました。
これも、
将来に学生たちが活躍する日のための準備といえます。
後期の開始が楽しみです!
by あおひげ