2014.09.26
企業から採用内定の連絡が二人分届きました。
一人目は資源分析化学科のKくんです。
Kくんは、高校生の頃から水質に関する仕事に就きたいと思い、本校に入学しました。
入学してからは資源分析化学科で水質分析の勉強を行い、
このたび、大阪市のなんと4分の1の水処理を行っている企業から内定を頂きました。
Kくんが学校生活の印象は、
「グループで行った実験」だそうです。
グループの仲間たちと一緒に力を合わせて実験操作を行ったことは、
企業に入ってからも絶対に活かされると自信を持って語っていました。
また、担任である「ましおか先生」から受けた「細やかな指導も印象に残っている」
と言っていました。
企業に入ってからもチームで力を合わせて頑張ってください。
二人目は生命バイオ分析学科のHさんです。
Hさんは洗浄剤や石鹸などの油脂化学薬品の研究開発や製造を行っている企業に内定しました。
本校入学前から、洗剤や界面活性剤、化粧品などに興味を持っており、
内定の決まった企業では、これらの仕事が幅広くできるところが今から待ち遠しいそうです。
また、Hさんは、学生が主体になって活動する環境委員会にも入っており、
道頓堀川の水質調査などでは後輩の指導にも積極的に関わっていました。
企業に入ってからも今までの積極性を活かして頑張ってください。
今年も本校の学生が約100名、受講させていただいた資格講習は、一般の方にも開講されていますが、
受付が開始されるとすぐに定員に達するというほど、とても人気のある資格なのです。
しかし、本校の場合は、この資格を毎年、主催団体のご配慮で、本校の学生のためだけに
受講日を設けて頂いています。
夏期休暇中を利用して行われた国家資格の団体講習の合格証が届きました。
国家資格の団体講習の様子は以下のブログをこちらをご覧下さい。)。
受講した多くの学生が合格し、合格を証明する合格証は机の上にたくさん積まれました。
この合格率の高さは本校のみだそうです。
主催されている協会の方からは、
「普段から化学物質に慣れ親しんでいるから理解しやすいのですね!」
と言っていただけました。
本日は有機テクノロジー学科のある卒業研究班を紹介します。
今までに、有機テクノロジー学科では生体環境や自然環境中で反応して
体積変化や医薬品などの有用物質を放出制御する研究が行われてきました。
今年は今までの研究成果を活用して、海洋生物の養育用の餌に使おう考えています。
大きさの決まった養殖場で毎日を過ごす養殖の魚は運動不足になりがちで、
天然の魚に比べると体に脂がたまりやすくなります。
↑釣り針に試作品のエサをつけて、引っ張り強度などを測定する直前の写真です。
そんな養殖業界に役立ててもらおうと、エサに動きを持たせ、魚の運動不足を解消しようとする研究です。
まずは、魚の餌として普段使われている成分の分析や硬さなどを見る実験を行っています。
この研究は、学生のアイデアから出てきた内容で、指導する私もその成果に対して興味を持っています。
by バッテン