2014.10.02
こんにちは、はんなりです!
本日、1年生は普段の学校での学習とは違い、企業を見学させていただく
「企業見学会」に参加しました。
企業見学会では、本校で学んだ化学や分析技術が実際に企業や公的研究機関では
どのように役立てられているかを学びます。
今年度は今回で第3回目となりますが、第1回、第2回企業見学会の様子は
下記のリンクをご参照ください。
◆第1回企業見学会(5月16日)
◆第2回企業見学会(7月3日)
はんなりが引率して見学させていただいたのは、大阪府立公衆衛生研究所です。
まずは薬物の分析と残留農薬の分析についてご講演いただきました。
最近社会的に話題になっていたこともあって、学生たちは非常に熱心に聞いていました。
ご講演いただいた後は、研究所内を見学しました。
気体や液体の分離分析装置が数多くあり、その一部を説明していただきました。
下の写真は、気体を分離して分析する装置(ガスクロマトグラフ)の説明を
していただいているところです。
他にも、まさに現在授業や実験で学んでいる分析装置を見ることができ、
学びが活かされている瞬間を目の当たりにできました。
有機テクノロジー学科1年のYくんは、
「学校にもいくつも分析装置がありますが、
まだまだ知らなかったり、触れる機会がない装置を
見学させてもらいました。これから多くの技術を
身に付けて、就職できるように努力していきたいです!」
と語ってくれました。
他にも公衆衛生研究所では、大阪の水道水の水質検査や、放射線量の観測など、
生活環境の分析もされており、身近にある分析化学を学ぶことができました。
さらには、病原体に関する研究もされておられるとのことで、
生命バイオ分析学科1年のUくんは、
「デング熱の研究もされているという貴重なお話を聞くことができて
よかったです。日本全体で関心が高まっている病気に対しても安全を守る
ために研究されていることを知り、感動しました!」
と話していました。
他にもどのようなところへ見学に行ったかを少しご紹介いたします。
バッテン先生が引率して見学させていただいたのは、住友精密工業株式会社です。
その中でも、航空機製造部門と熱交換器製造部門を見学させていただきました。
どちらの部門も共通していることは、「分析化学」がどのように活かされているか
ということです。
なお、本校を卒業し、就職した先輩は、塗装液の分析や作業環境の分析、
そして材料研究の部門で活躍しています。
見学した学生は、一般には見られないモノづくりの現場を見て興奮している様子でした。
また、ミジンコ先生が引率して見学させていただいたのは、サラヤ株式会社です。
洗剤や消毒用品、介護用品など、衛生や環境、健康に関する製品を作っている会社です。
洗剤と石鹸の違いとは何かというところから事業内容までを丁寧に
ご説明いただき、その後、写真にありますように衛生用のキャップをして見学を
させていただきました。
見学を行った有機テクノロジー学科1年のHさんは、
「製品がどの様にして消費者の元に届くのかがよく分かりました。
思っていたよりもコンパクトで、効率を考えて
製品を作っているのが良く分かりました」
と感想を述べてくれました。
今日得られた将来に向けての想いや、得られた感動を忘れず、
これからの授業や実験に取り組んでいってほしいと思います。
by はんなり