2014.10.12
本校では、平日に通学できない方を対象に、週末(土曜日・日曜日)開講の「化学分析コース」を
設置しています。通学は週末だけですが、平日の学科と同じ2年間で卒業でき、卒業時に無試験で
取得できる国家資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者)も
全員が取得できます。このコースに在籍する学生は、平日学科の学生と同様に、化学関係の仕事に
就職したいと考えている方、既にお勤めの方はスキルアップを目指して、また事業の拡大を考えて
いる経営層の方など、それぞれの目的を叶えようとしています。このような、在校生の多種多様な
入学目的を達成するために、この化学分析コースは各学年、20名の少数精鋭で開講しています。
今週の土曜日・日曜日は、珍しく実験のない週で、全て教室での授業でした。
1年生の授業「有機化学II」の様子を見に行きましたが、後期に入り、内容も
専門的になったと感じます。といっても、入学以降「有機化学I」で基礎的な
内容に取り組んできた学生ですので、本校に入学するまで化学を学んだことが
なかった学生も、徐々に深くなる授業内容に、しっかりとついてきています。
ただ、授業の中で疑問に感じたことや、スッキリしないこと等もあるようで、
授業の終了後は、その疑問点を解消するために教科担当のT谷先生に質問する
様子が見られました。
T谷先生は、
『前期の頃と比較すると質問の内容も質が高くなり、基礎が理解できてこそ
質問できる内容に変化してきました。今日の授業内容は少し複雑な部分も
ありましたが、授業中の疑問点をその日の内に解決しようという気持ちは
強く感じるし、その思いにしっかり応えたいと思います。』
と仰っていました。
授業中に全ての内容が理解できれば言うことはありませんが、授業内容をベースにその発展として、
学生たちに「考えさせる」ことが必要なシーンは少なくありません。疑問に感じることがあっても
それで当然だと思います。質問等を通して、その日のうちにスッキリできれば、より深い理解へと
つながっていくでしょう。一日、一日を大切に、これからも頑張ってください!
by あずみ
※明日は祝日(体育の日)のため、学校はお休みです。
次回の更新は10月14日(火)です。お楽しみに♪