2014.12.01
今日から12月!師走になりましたね。
寒さも増して来ましたが、本校では
嬉しい内定の連絡で、寒さもどこかに飛んでいきました。
2年生、有機テクノロジー学科のOくんが、
受験していた企業より内定の連絡を頂きました。
今日は、卒業研究のため、実験をしていたOくんに担任の先生から
結果が伝えられました。
↓実験をしているOくん(写真右)です。
Oくんが内定した企業は、医薬品や化粧品だけでなく、
プリンやゼリーなどの食品に至るまで、それらを包む包装材の
開発から製造、販売をされています。
また、健康食品そのものの製造もされている企業です。
Oくんは、この企業で包装材料の技術開発や品質保証業務に関わる仕事を
学校で学んだ化学の知識と分析の技術を生かして行う予定です。
内定を頂いたことにとても喜び、ホッと安心をした様子のOくん(写真左)と
一緒に喜びを分かち合う、同じ卒業研究をしているSくん(写真右)です。
それもそのはずで、時期も12月となり、
就職という点では、少し焦る時期にもなりましたが、
Oくんがこの時期に内定を頂いたのには、少し理由があります。
実は、入学した当初から、進路を就職にするか、大学への編入学か、
とても悩んでいたのがOくんでした。
そもそも、本校へ入学を決める時にも、
大学へ進学することと悩んでいました。
結果、本校へ入学を決めたのは、
本校ならば、大学へ編入学するか、就職するか、
どちらの選択もできると考えたからです。
そのため、就職という気持ちもありながら、整理がつかず、
2年次の夏休みが明ける9月頃まで悩んでいました。
その間、担任のあおひげ先生を始めとして、いろいろな先生に
考えを聞いてもらったり、相談したりして検討をしていました。
特に、Oくんは、今、学校で学んでいる有機材料を扱う仕事に
就きたいと強く考えていました。
特にその中でも、開発職に就いて、新たな製品を世に出していきたいと
考えていました。
そのこともあり、そもそも進学を悩んでいた大学に進んで、
研究開発職を目指すべきかとも考えていました。
しかし、周りの友達が希望した職種で内定をしていく姿を見る中で、
今持っている技術や知識を生かして研究開発職を目指そうと考えました。
そして、ようやく自分自身の中で考えを整理することができて、
研究開発職に就こうと決めて就職活動を始めたのです。
気持ちが固まったので、その後は信念を曲げずに就職活動を続けました。
そのサポートとして、就職指導を受けたい先生に、ましおか先生を選び、
いろいろと相談にのってもらっていました。
これを「グループ指導」と、本校では呼んでいます。
将来を決める大事な就職活動では、サポートをしてもらう先生とも
多少の相性というものがあります。学生自身が相談をしやすい先生を
選んで、その先生と2人3脚で就職活動を進めていきます。
結果、Oくんが受けた企業は、今回で3社目でした。
途中、残念な結果が出た時もありましたが、
その時こそ先生に相談をしていました。
先生と一緒に、どうしてこの結果になったのか、
もっと準備できることは無かったのかと、考えていました。
グループ指導を担当したましおか先生は、
「非常に真面目に考える学生でした。
しかし、考え過ぎて面接では元気さを出せず、
逆の印象を与えてしまっていました。
当初は、苦手意識もありましたが、それを払拭するためにも
面接練習をしたり、いろいろな話をすることで、
自信にできる部分を1つずつ自覚ていくことができたと思います。」
と、喜びながら話していました。
Oくんは、
「担任の先生、グループ指導の先生、卒業研究の担当の先生、
本当にいろいろな先生に相談をして、書類なども見てもらえて
良かったと思っています。自信に繋がりました。」
と、多くの先生からサポートを受けることができたことを
本当に喜んでいました。
グループ指導のましおか先生(左)と担任のあおひげ先生(右)に
挟まれ、ちょっと恥ずかしそうでも嬉しそうなOくんです。
内定を頂けたことも嬉しいですが、
学生からサポートをしてくれてありがとうと言われることも
嬉しく思います。
卒業まで残り数カ月、卒業研究にもさらに力を入れて、
4月からは希望の開発職で活躍してほしいと思います。
改めて、内定おめでとう!
By ぽてと