2014.12.06
本校には、平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業
責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得すること
ができる「化学分析コース」があります。
このコースでは、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
先日のブログで、平日開講の学科・コースの1年生が就職に向けて本格的に動き始めた
ことをご紹介しましたが、化学分析コースの1年生で就職や転職希望の学生も動き始めて
います。
昼休みに資料室をのぞくと、化学分析コース1年生のS君とM君が、過去の求人票が
つづられたファイルを見て、どのような企業から、どんな仕事の求人があるのか、調べて
いました。
左がM君、右がS君です。
M君は理系の大学院の前期課程を修了したものの、厳しい就職の状況に直面し、専門的な
知識や技術の必要性を感じて入学した学生です。
それだけに、就職への思いも強く、実際に企業に訪問する企業見学会や本校の卒業生が
活躍している企業の方にご講演いただく化学実務駅伝といった平日に行われる就職関連
行事にも積極的に参加して、就職に向けて着々と準備を進めています。
M君に就職関連行事に参加した感想などを聞くと、
『企業見学会や化学実務駅伝に参加したことで、本校で修得できる知識と技術が様々な
分野で必要とされていることが分かると同時に、就職できる分野が幅広いことも実感
しました。まずは、どのような業種や職種の求人があるのか調べて、自らの希望する分野
を絞っていきたいと思います。』
とコメントしてくれました。
就職活動の進め方に関するM君の質問に、私みなとが答えています。
S君も、平日はアルバイトで学費を稼ぎながら、分析化学の知識と技術を修得して、就職に
つなげたいとの思いから、化学分析コースに入学した学生です。
S君にも就職活動に臨む心境を聞くと
『私は初めて就職活動を行うので、どのように進めたら良いか分からず、不安もあります
が、教員との距離が近いため、就職に関する質問もしやすいので、助かっています。また、
授業の中で実務に関する話も聞けるため、学んだ知識や技術を活かした仕事のイメージも
徐々に見えてきたので、まずは希望分野をきちんと見定めて、就職活動を進めていきたい
と思います。』
と話してくれました。
マンツーマンで就職指導が受けられるのも、少人数制を取っている化学分析コースの
魅力と言えます。
この魅力を存分に活かし、希望する分野への就職に向けて、一緒に着実な歩みを進めて
いきましょう!
by みなと