2014.12.18
今日も本校実験室では、
各学年で、楽しみながら実験に取り組んでいました
今回は、1年生の『定量分析実験』の様子を紹介します。
『定量分析』とは、
ある物質にどのような成分が「どれだけ」入っているかを、
精密に分析する技術のことです。
食品中に含まれている栄養分や、
材料の成分、そして水質や土壌の分析など、
様々な所で活かされる「分析化学」の
基礎中の基礎とも言えるもので、
そのスキルを学ぶ実験科目です。
各実験室で、それぞれのテーマについて、
学生たちがテキパキと実験を進めていました。
こちらの実験室では、「滴定」という操作を行い、
液体中の成分を分析していました。
有機テクノロジー学科のO君が、
今回の実験のポイントを説明してくれました。
(明るいO君)
滴定では、溶液の「色」の変化を見ながら実験を進めていきます。
「この色の時点で操作を終了するのが、意外と難しいんですよ!」と、
今回うまく実験できたフラスコの溶液を嬉しそうに見せてくれました。
O君を含め、
みんな自信を持って実験する姿に、
入学当初から考えると見違えるように頼もしく見えます。
別の実験室では、
「鉄」がどれだけ物質中に含まれているかを分析する実験を行っていました。
バーナーなど、
フラスコなどのガラス器具だけでなく、他の色々な器具も駆使しながら、
みんな明るい表情で実験を進めているのが印象的でした。
今行っている実験について、
有機テクノロジー学科のS君に聞くと、
「今日の実験は、まだ前処理の段階で、
本当に結果が分かるのは次回なんです。
だから実験が成功しているかどうかはまだわかりません...」
と話しながら、次回の実験が待ち遠しいという感じでした。
(右端の学生がS君)
本当に楽しそうに実験を進めているみんなの様子について、
今日の実験担当であり、
1年生の担任でもあるせんぱい先生に、
実験の合間を縫ってインタビューさせていただきました。
(左から2番目がカメラ目線のせんぱい先生)
「1年生達の成長は、日々感じています。
課題一つをとっても、目的の立て方、取り組み方が
入学当初とは全く変わってきました。
また、今回の実験においても、
班単位で実験を進めていくのですが、
班の中での役割分担もスムーズに行えるようになり、
実験のスキルだけでなく、全体で取り組んでスキルアップしていく、
というコミュニケーション力もついてきたと実感しています」
とのことでした。
他の学生に聞いても、今日の実験について
「元々実験が好きでしたから、今日の実験も楽しい」
という事を話してくれる人が多かったように感じます。
「楽しい」から始まり、
そしてそれが毎日のスキルアップに繋がっているのだという事を実感しました。
一日一日、常にスキルアップし、
成長していく1年生達の、
これからの更なる成長に、期待しています!
先月本校で行われた「スペシャルオープンキャンパス」では、
本校の2年生が、
本校入学のきっかけ、本校の中での頑張り、
そして自分の夢に繋がったことについて、
プレゼンテーションという形で報告してくれました。
その様子を、このたび「ユーチューブ」に動画でアップしました!
彼らのように夢を叶えた2年生達も、
入学当初は、今回紹介した1年生達と同様、
基礎の基礎から学び、成長を積み重ね、そして今があります。
そんな彼らの様子を、是非とも皆さんも確認して下さい!
そして、今成長中の1年生達も、
彼らのように、さらに成長を積み重ね、
そして夢を叶えてほしいですね。
そんな日が来ることを楽しみにしています!
byあおひげ