せんせのブログ

一年の計は実験にあり!

2015.01.06

こんにちは、はんなりです!

本日は2015年の授業開始日でした。
年末年始は静かだった校舎も、これから学生たちの声でより一層活気に
満ち溢れていきます。

早速1年生と2年生は実験がスタートしましたので、その様子を
お伝えしたいと思います!

機器分析化学実験 ~1年生~

1年 生命バイオ分析学科、医療からだ高度分析学科は機器分析化学実験を
行いました。

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こちらは、高速液体クロマトグラフという装置に試料を注入している様子です。
高速液体クロマトグラフとは、調べたい溶液の中に含まれる成分を分離して測定する
装置のことです。なお学生が分析している試料は、ビタミンB1です。
試料を注入してから結果が出るまでの間、1年 生命バイオ分析学科のM君(写真手前)と
M君(写真奥)に今年一年の抱負を聞いてみました。

「昨年は寝坊することが多かったので、今年は早寝早起きをします!
それから、久しぶりの実験は楽しかったので、実験ももっと頑張っていきたいです」

「僕は就職活動を頑張っていきたいです! もっとマナーの勉強をして
立派な社会人になれるように頑張ります!」

このように語ってくれました。
実験中は和気藹々としながらも、皆真剣な面持ちで実験に取り組んでいました。

卒業研究 ~2年生~

1年生と同じく2年生も卒業研究を行っていました。2年生は卒業研究発表会の
要旨提出日が近いこともあり、実験もラストスパートです!

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さて、上の写真ではよく見ると学生が何やら緑色の野菜をカップに詰めてミキサーに
かけていますね。
何をしているかを聞いてみると、「これは塩漬けをしたきゅうりを粉砕している
ところです」と答えてくれました。詳しく聞くと、この調理されたきゅうりの中に
含まれるシトルリンというアミノ酸の一種を分析しているのだそうです。
そこで、この研究を行っている2年 生命バイオ分析学科のT君に
インタビューをしました。

「最初はシトルリンを高速液体クロマトグラフィーでなかなか検出されず、
苦労しました。色々な条件を変えることによって今ではしっかり分析することが
できています!」

また、T君はちょうど隣りで実験をしている1年生を見ながらこのようなことも
言っていました。

「1年生の機器分析化学実験で修得した技術があるからこそ、今の卒業研究をしっかり
取り組めているのだと思います」

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インタビューが終わると同じ研究班の学生および担当教員と実験内容について
早速議論が始まっていました。
是非とも立派な研究成果を卒業研究発表会で披露してほしいと思います。

by はんなり