日本分析化学専門学校

これまでに何度もこのブログで紹介してきました、
卒業研究がいよいよ大詰めとなってきました。

卒業研究発表会は２月７日(土)ですが、
その日まで、あと一カ月と迫り、学生達は、
卒業論文や要旨、発表用スライドのデータ提出などを
しなければいけません。
今日は、その第一弾として、
明日が期限となっている卒業論文の要旨提出に向けて
準備をする２年生の様子をご紹介します。

これまでに身に付けたチカラを発揮するとき

本校の卒業研究は、数名でグループを組んで行っています。
そのため、班員同士でこれまでに得られた結果を確認し、
考察をしながら進めていきます。

こちらは、本校のコミュニケーションルームです。

ここには、パソコンが設置されていたり、参考資料となる図書もあるため、
多くの卒業研究班が集まって論文と要旨作成に取り組んでいました。

文章を打ち込んでいる学生の脇には、必ずその班員がおり、
「その表現よりも、○○という表現にした方が、適切では？」と、
「あーでもない、こーでもない」と言いながら、
要旨を作成しています。

要旨とは、その名の通り、研究内容をまとめたものです。
この数ヶ月の間、研究してきた内容をＡ４用紙１枚にポイントを押さえて
凝縮して書かなければいけません。
そのため、言いたいことは多くても、文字数が限られる中で、
結果を分かりやすくまとめることは、簡単ではありません。
でも、このような作業も社会に出れば、必ず報告書を書くという場面で
求められることでもあります。

写真を撮りながら、私の心の中では、
「大丈夫！これまでにいろいろな実験をして、
　レポートも多く書いてきたのだから、できる！」
と、エールを送りました。

実際、学生達が入学した当初は、レポートを書いたことのない学生も
多くいました。そこから少しずつ積み上げて、「レポート作成力」を
身に付けてきました。だから、今となっては、できるのです！

一方、こちらは実験室です。
要旨にどうしても加えたいと考え、最後のデータを取るため、
ガスクロマトグラフと呼ばれる分析機器を用いて、実験をしていました。

分析をしているのは、生命バイオ分析学科のＨくんです。
青森県出身のＨくんは、４月から分析職として大阪で働きます。
採用頂いた企業では、初めて分析を専門とする社員になる予定です。
もちろん入学時は、分析機器なんて、何も知らなかったＨくんですが、
今や慣れた手つきで分析をしています。

そして、その結果を実験台一杯に広げて、
データの確認と、まとめ方を考えている様子です。

私、ぽてとが担当する卒業研究班でもあるので、一緒に確認をしました。
無事に、要旨に書けるデータも取れました。

と、言っていると、明日が提出期限の要旨が完成して
一足先に提出をする班が今日は３班ありました。

提出する時は、少し緊張気味ですね。

こちらは、無事に提出を終えた班です。
安堵の表情で、みんな笑顔です。


こちらは担当の先生と、最後の確認をしている班の様子です。

有機テクノロジー学科の班ですが、手には白い紙を持って、
話をしています。
何を持っているのかと覗くと、先生の赤い添削の入った要旨と、
修正をした要旨の２枚を持っていました。

提出かと思いきや、もう少し修正が必要だと分かったようです。
残念ながら、今日は提出できませんでしたが、
これは自分達が取り組んできた大事な実験のまとめなので、
最後の修正をして、明日に納得のいく形で、
提出をしてもらいたいと思います。

その頑張りは、当日にお越し頂き、見て頂く保護者や、
高校の先生、企業の方々に必ず伝わると思います。

あと少しです。後悔をしないように、出し切りましょう！

最後に、このブログをご覧の方で、
卒業研究発表会を見たいと思われた方は、以下の日時と場所で行われますので、
事前に予約を頂き、是非、お越し下さい。

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■日　時　 平成２７年２月７日（土）午前１０時５０分～午後４時
■会　場　 大阪府立男女共同参画・青少年センター　ドーンセンター
　　　　　　　大阪市中央区大手前1丁目3番49号
　　　　　　　最寄駅「天満橋」駅
■参加費　無料
■対　象　 どなたでも自由にご参加頂けますが、事前予約が必要です。
※各種注意事項等がございますので、こちらのページ↓をご覧の上、
　お申込み下さい。
　　　https://www.bunseki.ac.jp/sotsuken.html

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Ｂｙ　ぽてと