2015.01.22
こんにちは!ましおかです。
期末試験も終了し、学生たちは普段の日程の授業に戻りました。
生命バイオ分析学科の2年生は、卒業研究の時間です。
このブログでも何度か取り上げていますが、
2月7日(土)に卒業研究発表会がいよいよ実施されます。
その日に向け、学生たちは発表の資料作りと卒業論文にまとめる作業をしていました。
この時期の教室やコミュニケーションルームは、緊張感に包まれています。
いつもはカメラを向けると笑顔になる学生も今日は真剣な眼差し。
普段の笑顔もいいですが、
こういった表情も我々教員にとっては嬉しいものです。
そんな雰囲気の中インタビューしてみると、
「単なる結果発表ではなく、自分たちがどんな思いでこの研究を行い、
実験に取り組んだのかを伝えたいです。」
「『なぜこの研究をやることになったのか』といった背景を
自分たち以外の人たちに伝える方法って、なかなか難しいです。
過去の研究の積み重ねがあって、今があるというのを
分かりやすくシンプルに伝えるように工夫しています。」
などそれぞれの思いが聞かれました。
こちらでも、もくもくと資料作りに取り組んでいるT君。
「僕たちの伝えたいことを盛り込んだ資料がほぼできあがりました。
あとはみんなで、強調して伝えたいことや、
『間』の取り方を練習するだけです!」
と準備万端の答えが返ってきました。
T君、期待していますよ。
先日のブログで紹介しましたが、
本日は資源分析化学科と有機テクノロジー学科の1年生の
定量分析実験実技試験の実施日でした。
この試験では「滴定」という分析手法の技術を確認します。
滴定とは、ある濃度が分かっている溶液の加えた量から
調べたいサンプル中の成分の濃度を求める手法です。
実はこの手法、国家資格である技能士(化学分析)の
実技試験でも問われる技術なので、とても大切なのです。
しかもその実技試験に模した雰囲気で
一人ずつ、本番さながらに試験を行いますで、
学生たちの中には緊張をしている姿も見られました。
試験を待つ学生に話を聞いてみました。
「制限時間内で終わるか心配です。でも、そのために予習をしっかりとして
手順を頭にたたき込んできました。」
「休み時間もみんな自然と集まって実技試験の話になります。
でも、色んな友達の話を聞いてちょっと安心しましたし、
一緒に頑張ろうと思いました。」
後日、別の学科も同様に試験がありますので、試験風景は掲載できませんが、
試験後、それぞれの学生たちの予習ノートをミジンコ先生とせんぱい先生が確認していました。
「もちろん結果も大切ですが、それまでにどれくらい準備してきたのかを確認しています。」
試験終了後すぐですが、学生たちのこのバイタリティ。
我々も負けずに、最後まで一緒に走ります!
by ましおか