2015.02.25
2年生や4年生は、来る3月13日(金)の卒業式を終え、
本校を卒業します。
卒業を控えた学生にとっては、今の時期、
少しの間ですが、休息期間となります。
この期間を利用して、4月から始まる新生活に向けた準備をしたり、
引っ越しをしたりする学生も多いです。
その中、先日のブログでも紹介しましたが、
中級バイオ技術者の資格試験の合格証が学校に届いているので、
これを受け取りに登校してくる学生もいます。
今日は、生命バイオ分析学科2年の、Yくんが来ました。
Yくんに、結局この2年間で何個の資格を取ったのかと尋ねると、
指を折りながら、
「これで、10個ですね。」
と、話してくれました。
もちろん、資格ですので、難易度もいろいろあります。
そのため、数だけを問題にはできませんが、
Yくんが取得した資格は、全て化学や分析と関係する資格でもあり、
4月から働く上で、活かせる資格でもあります。
そして、何よりも、「自分はこれだけやったんだ」という結果が、
学校の成績とは別で、形になって見えるため、
Yくんも嬉しそうでした。
例えば、危険物取扱者という資格があります。
これは、国家資格の1つですが、将来の就職先でも、
いろいろな化学薬品を扱う可能性が多いため、
持っておくことで、活かせることもできれば、
試薬の危険性を知ることもできます。
Yくんも、入学当初、まずは乙種の第4類を取ろうと勉強をしました。
勉強と言っても、学校で受ける授業が、対策にもなっているので、
1年生の間に取ることができました。
そして、この乙種には、他にも第1類から6類まであります。
それぞれを順番に取っていこうと考えましたが、
6つ受けるならば、少し難易度は上がっても、
それらの要素が1つにまとまった危険物取扱者の甲種を取ってしまえ!と
考えたそうです。
これは、化学に関する科目を15単位以上持っていることが受験する上での
条件になりますが、本校では1年生の前期が終わって単位が取れれば、
その条件を満たすため、Yくんも受ける資格を持っていたのです。
そして、受けて見事に合格。
入学当初、化学や分析に関する知識を豊富に持っていた学生では
当然ありませんが、授業や実験を通して、
自然と試薬の危険性を学んできたことで、
資格取得のハードルが下がっていたことは事実です。
4月からは、株式会社住化分析センターで働きます。
ここでは、ありとあらゆる分析を行うことになるので、
その資格も必ず活かせると思います。
ちなみに、今は、自動車の運転免許を取りに行っているとのことです。
教習の予約が取れなくて、苦労しているようでした。(笑)
就職先には、先輩も多くいるので、
負けずに活躍して欲しいと思います!
By ぽてと