2015.02.07
こんにちは!ましおかです。
連日学生たちの卒業研究の模様はこのブログでも伝えてきましたが、
本日は、いよいよ「卒業研究発表会」の当日です。
半年間もしくは1年間の成果が、今発揮されるのです。
発表会は、ドーンセンター7階の大ホールにて実施しました。
4年制学科は、1年間、
2年制学科は、9月中旬から約半年間に渡って、
数人のグループごとにテーマを設定し、
担当教員と一緒に、卒業研究を行います。
今までに学んできた実験とは異なり、学生たちが自分たちで実験の目的や方法を考えて、
実験し、導き出した結果を考察するというスタイルなのです。
これまでに学んできた分析化学の知識と技術を使って、研究を進めていきます。
研究を行っていく中で、班員同士で意見が対立したり、
クラスメイトの今まで見えなかった一面を知ることができたり、卒業研究を通して、
今後社会人として必要な積極性やコミュニケーション能力を身に付けることができました。
自分一人ではなかなかできないことも、
班員全員と力を合わせれば達成することができることも知ることができました。
実験を繰り返し、何度も何度も話し合い、
そんな熱い想いをギュッと詰めた卒業研究発表会が始まりました。。
本校校長のかりめろ先生の挨拶で始まりました。
卒業研究のテーマは
水質、環境改善、植物、微生物、プラスチック、医薬品などに関連するもので、
2年生と4年生合わせて計17テーマありました。
ステージのスクリーンに自分たちの研究をまとめたパワーポイントを投影し、
班内の学生が一人ずつ順に説明していきます。
会場には、本校学生以外に保護者や高校の先生、OB・OG、企業の方々など、
外部からの聴講者も多く来て頂いており、発表者はみな緊張の表情でした。
しかしながら、いざ本番を迎えると
どの班も今までで一番素晴らしい発表となりました。
「自分たちの発表内容を理解して欲しい。」
「自分の言葉で伝えたい!」
という気持ちが感じられる発表でした。
使い捨てカイロの再利用に関する発表
コーヒーかすを使った水質浄化の研究
魚の養殖用餌に関する研究
おにぎり中の細菌の増減に関する研究
などなど、大変興味深い発表が多くありました。
発表終了後、それぞれの班の表情です。
みんないい顔してます。
もちろん緊張感から解放された解放感もありますが、
仲間とひとつになって大きな仕事をやり遂げた達成感が
感じられる表情をしていました。
そんな学生たちの表情を見ると、我々教員も
「一緒に頑張ってきてよかった」
「彼らの卒業研究を指導できてよかった」と思います。
発表会の様子は以下のSNSでも実況されています。是非覗いてみて下さい。
→twitter(https://twitter.com/bunsekikagaku/)
→Facebook(https://www.facebook.com/bunsekikagaku)
発表会の合間には、教員が作成した、
2年間・4年間の学生生活や今年度の卒業研究を振り返ったムービー
「学生生活の軌跡」が上映されました。
振り返ってみると、
「実験が好き」
「化学に携わる仕事をしたい」
「医薬品に関わりたい」
と本校に入学してきた彼らの中には、化学をほとんど勉強していない学生がいたり、
実験器具の扱い方も全く知らない状態でした。
ぎこちない手つきで実験を行っていた実験が、いつの間にかスムーズになり、
授業以外の分化祭やスポーツ大会などの学校行事を経験していくことで、
人間的にも成長し、企業への内定を勝ち取り、
本日の発表会に至ったのです。
もちろんその成長の様子は、本ブログの中でたくさん紹介しています。
2年、4年生のみなさん、本当にお疲れ様でした。
最後はクラスごとに記念写真を撮りました♪
本日の卒業研究発表会は1年、3年生も聴講しました。
たくさん質問もしていました。
その「卒業研究」のバトンは、
先輩達の熱い想いと共に、1年、3年生に引き継がれます。
本校の卒業研究の中には長年にわたって継続して研究をしている内容もあります。
本日来場のOB・OGの中には、
昨年卒業し、自分達が行った研究内容の続きを知りたくて
卒業研究発表会に来てくれた方々もいます。
卒業生のSさん、K君、T君
本日の発表を見て、T君は、
「継続されていて嬉しかったです。
また後輩の頑張りも刺激になりました。」
と言ってくれました。
このようにテーマも想いも代々引き継がれていくのです。
1年、3年生の皆さん、
先輩達の発表を見て、
「自分たちにも同じことができるかな...」と
不安に感じた学生もいるかもしれませんが、
大丈夫です。
発表した2年、4年生達も、1年前は
同じように不安を抱えていました。
むしろ「こんな風に発表がしたい!」と目標に思って、
次年度の卒業研究に取り組んで欲しいと思います。
もちろん我々教員も一緒に走ります。
by ましおか