2015.02.13
こんにちは、はんなりです!
先日、1年生、2年生を中心に本校にある試薬の在庫調査を行いました。
そのときの様子はこちらのブログでご覧下さい。↓
◆2015年2月9日 試薬在庫調査
さて、本日はと言いますと、分析機器を使うための道具や
小さな実験道具などの在庫を調査しました。
写真左側の学生たちは、白金のるつぼの数を数えています。
白金とはいわゆるプラチナのことで、化学的にも熱にも安定な金属として
用いられることが多い物質です。そんな高価な道具があることに
驚きつつ、資源分析化学科1年のU君とH君は一つ一つ丁寧に数えていました。
白金と他の金属でできたるつぼの見分け方を教えると、2人は
「だから白金るつぼは綺麗なままなんですね! 納得しました!」
と話していました。物質の性質と実験道具を合わせて勉強できた時間に
なったようです。
その向かい側で調査をしていた生命バイオ分析学科1年のI君とK君は、
初めて見る道具と名前が一致せず苦戦をしていました。彼らが唸っていたのは
ガスの流量計でした。流量計とは1分間にどれだけのガスが流れているかがわかる
道具です。どうやって計るのかを説明したところ、なるほど、と納得していました。
他にも、機器分析化学実験で使ったことがある実験道具を見つけたり、
初めて見る道具に興奮をしながら調査は進められました。
そして、調査は1時間半ほどで終了しました。
こうして在庫調査が終わったロッカーの扉が開かれるのは、
4月以降になります。1年生たちは今日の調査で学んだ道具たちを
存分に使いこなしてくれることでしょう!
今週火曜日から準備がスタートした本年度第4回目の道頓堀川水質調査は
2日目となりました。道頓堀川水質調査については昨日のブログに詳しく
紹介されていますので、そちらをご覧下さい!↓
◆2015年2月12日 道頓堀川水質調査
本日は、培養していた一般細菌と大腸菌のコロニー(菌の固まり)をカウントしました。
川の深さや、道頓堀川のどこで採水するかによっても菌がどれだけいるかが
違うと考えられます。本調査では4つのポイントを採用しています。
さて、この第4回目は1年生たちが主となって活動をしています。
しかし、今回は数える試料の数が多いため、2年生も一緒になって
黙々と、ときには1年生が2年生に尋ねながら進んでいきました。
数え終わったデータは早速パソコンに打ち込み、解析をします。
1年生命バイオ分析学科のN君とMさんは1年生のリーダーとして
数え終わったデータを確認していました。
「前回のデータと比較をしているのですが、前回のデータとの差はどういった
ところから生じたのかを皆とデータを共有して考察していこうと
思います」
一つ一つのデータの積み重ねがあり、それら結果に対する考察が行われ、
そして先輩たちからのデータと意志の引き継ぎがあったからこそ、
この道頓堀川水質調査の果たす役割がこれだけ多く注目されているのだと
改めて感じました。
道頓堀川水質調査は明日以降も続きます!
by はんなり