2015.03.03
講義棟3階のコミュニケーションスペースでは、医療からだ高度分析学科4年のM君が
机に向かって真剣な様子で何かをしていました。
何をしているのか様子を覗いてみると、
M君はこれまで使ってきた教科書を見直し、重要な箇所をチェックしていました。
春から社会人になるので、休暇中を利用して仕事に関連する分野を中心に復習を
しているとのことでした。
M君は高校卒業後、バイオや化学そして医薬品について学び、分析の仕事で
世の中に貢献したいとのことで、4年制の学科である医療からだ高度分析学科に
入学をした学生です。
M君の夢は実現し、4月からは品質管理部門の分析化学者として製薬会社で勤務します。
↑ 夢が実現し、医薬品の分析の仕事に就くM君
春から分析化学者として活躍するM君に本校での4年間の学生生活の思い出を聞いてみました。
M君は、
「入学したときは、新しい分野の勉強が多くて、授業についていけるか・・・と、
少し不安な時もありましたが、4年間の授業や実験でバイオや化学、医療・医薬分野の
知識や技術を基礎から学ぶことができました。」
「就職活動をする上で不安もあったのですが、先生が親身になって指導して下さったので、
希望していた分析の仕事に内定することができました。とても嬉しいです。」
と言っていました。
さらにM君は、
「3年生の時に分化祭(本校の学園祭)で実行委員長を務めたことが一番の思い出です。
実行委員会をまとめ、委員と協力して分化祭を成功させることができ、達成感を得る
ことができました。実行委員長をするまでは人前に出て何かをすることは苦手でしたが、
実行委員長を経験したことで、苦手を克服し積極的になったと思います。この経験は、
4年間の学校生活で得た宝物の一つです。」
と思い出を語っていました。
もうすぐ2,4年生は卒業しますが、M君をはじめ卒業する学生たちは春期休暇を
有効に活用して、最後まで気を緩めず目的意識を持って行動しているようです。
M君はさらにコミュニケーションルームで後輩である医療からだ高度分析学科3年生の
N君と就職活動について話をしていました。
↑ 先輩のM君(写真右側)から後輩のN君(写真左側)へのアドバイス
N君は分析の仕事に就くことを目指しており、4月から製薬会社で分析職に就く先輩の
M君に就職活動をする上でのアドバイスを貰っているようです。
先輩からアドバイスを貰ったN君は、
「先輩からの貴重なアドバイスを頂くことができ良かったです。先輩のアドバイスを
自分自身の就職活動に活かしたいと思います。ありがとうございました。」
とN君はアドバイスをくれた先輩に感謝をしていました。
1,3年生は、分析化学者になりたいという自分の夢を実現するために、先生だけでなく
先輩からもアドバイスを貰っていろいろと学んで春期休暇を有意義に過ごしているようです。
アドバイスを活かし、これから本格化する就職活動を頑張って欲しいと思います。
By Mac