2015.03.10
こんにちは!ましおかです。
すでにブログ等で紹介していますが、
今週の金曜日に、平成26年度 卒業式を挙行します。
本校の卒業式は、
国の重要文化財にも指定されています「大阪市中央公会堂」で実施いたします。
そして、学校内では我々教職員が、当日に向けての準備を着々と進めています。
まずは、案内板です。
臨席される保護者や来賓の方々が迷わずに式場まで来ていただけるように
誘導案内を行うものです。
そして、厳粛なムードには欠かせない式典のBGM。
BGMによって式の雰囲気が左右されるといっても過言ではありません。
詳しくはお見せできませんが、
それぞれの場面において、流す予定の曲を編集し、1枚のCDにまとめます。
準備段階とはいえ、緊張感で包まれていたのは、卒業証書の揮毫です。
新しい社会へ旅立っていく卒業生にとって、とても大切な卒業証書ですが、
本校では、外部への筆耕依頼や、印刷をしたりせずに、
校長のかりめろ先生が、卒業生全員の氏名、生年月日等を一枚一枚したためていきます。
その卒業証書を見ると、今年もいよいよこの季節がやってきたと
私自身、身が引き締まる思いです。
それぞれの教職員が役割を担い、準備を進めています。
我々自身の手でほぼすべての準備をすることで、
そのすべてに気持ちを込めてもいます。
別れは寂しいですが、
卒業生の新たな門出を祝福したいと思います。
資料室では、また別の緊張感がありました。
何度かブログで紹介しましたが、現在1年生、3年生は
就職活動や大学編入学に向けての「模擬面接実習」の真っ最中です。
「模擬面接実習」は、我々教員が面接官役となり、
質疑応答など、模擬的な面接試験を行い、
それに対して学生が自分の答えた内容や表現の仕方などについて、
良い点を伸ばし、足らない点を気付くことが目的で実施しています。
本日、私が面接官の一人となって対応した学生も何人かいました。
「鉄は熱いうちに打て」とばかり、指摘されたことをすぐに改善しようと
各々が取り組んでいました。
生命バイオ分析学科のH君は、
「先生達の方が、僕自身のことを分かってらっしゃいました。
全然自己分析が足りませんでした。」
と、少し落ち込んだ様子でした・・・。
しかし、
「自分の思いもよらなかった角度から見ることができて
なんだかちょっと嬉しいですし、
漠然としか描いていなかった将来のことが分かってきた気がします。」
と、最後は前向きにコメントしてくれました。
同じく生命バイオ分析学科のもう一人のH君は、
普段は明るくよく話す学生なのですが、
「自分がこんなに話ができないなんて、思いませんでした。
少しの不安が面接では、とても大きくなり、準備不足を痛感しました。」
と、こちらも少し落ち込んだ様子でした。
「でも、先生方のアドバイスがすごくよく分かりました。
もっと、自分について話す内容を練り込んで、もっと企業について調べて
成長してきたいです!!」
と、いつもの調子で話してくれました。
H君、今日それに気付いた事が、すでに成長ですよ。
この時期の模擬面接はなかなか思い通りにいかない学生もいるでしょう。
ですが、この時期に得た経験が、
今後の就職活動等に必ず役に立ちます。
今週卒業する先輩達もそうでした。
そんな先輩達の旅立つ晴れ姿を見送り、
今度は君たちが夢に向かって突き進む番ですよ。
by ましおか