2015.04.17
今日は、有機テクノロジー学科2年生と医療からだ高度分析学科3年生の
医薬・食品成分実験を担当しました。
今日の実験の内容は、「ホウレン草に含まれる成分分析の実験」でした。
学生達はこの実験を通して、有機化学実験の基本操作を学びます。
↑ホウレン草を乳鉢と乳棒で、すり潰しているところです。
ホウレン草の葉を切っただけでは、ホウレン草に含まれる成分を
全て取り出すことは難しいので、成分を取り出しやすくするためにすり潰します。
そのあと、カラムと呼ばれる装置の中にすり潰したホウレン草を通して、
ホウレン草に含まれる成分を分けていきます。
↑カラムでホウレン草の成分を分離しているところです。
ホウレン草は緑色しかしていませんが、カラムに通すと黄色や緑の色に分けられます。
今日の実験を経験した学生の感想を聞くと、
有機テクノロジー学科のMくんは
「有機溶媒の匂いは独特でしたが、色がきれいな実験でした。」
「工業高校出身なので、化学の実験は色々とやってきましたが、
有機化学の実験は初めてでした。」
「高校生の時と比べて、専門的な実験ができるので毎日が楽しいです。」
と答えてくれました。
また、同じ学科のMさんは高校生の時はあまり実験をしなかったそうですが、
「今週の水曜日に授業で学んだ内容を
実際に目で見ることができて授業の理解が深まりました。」
「やっぱり実験は楽しいですね。」
「授業だけでは分かりにくいことも実際に実験をすると手を動かしながら、
理解できるので実験は最高です。」
「将来は化粧品の開発の仕事がしたいので、
これから有機化学に関していっぱい覚えていきたいです。」
と答えてくれました。
授業だけでは分からないことも実験を通すと、理解しやすくなります。
本校のカリキュラムは実験中心ですので、実験好きの学生には嬉しい毎日のようです。
by バッテン