2015.05.23
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析コース」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、1学年あたり
の定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
化学分析コースの2年生は、平日の学科・コースと同様に、卒業研究を行います。
2年間の集大成とも言える卒業研究では、それまでに学んできた技術を復習し、
より深く修得することも目的の1つですが、同時に実験の計画を立てることなど
研究の進め方などを学ぶ機会でもあります。
そして、最後には、学校に求人をくださる企業の方や保護者の方なども参加される
卒業研究発表会で、その成果を発表します。
(昨年度の卒業研究発表会の様子はこちらから)
先日行ったガイダンスを基に、研究テーマの希望調査を出し、班分けが決定した
2年生は、研究テーマに沿って、具体的な実験内容の検討を行っていきます。
研究において、実験内容を決め、計画を立てることは、研究の成否に大きく影響する
非常に重要な作業です。
そのため、実際の実験は7月下旬から始まりますが、その前に実験計画の立案や必要な
試薬や器具のリストアップなどの準備を行います。
本日の放課後、私みなとの担当する卒業研究班が打合せを行いました。
はじめに私みなとから、研究の方向性や、過去の卒業研究では、どのような研究が
行われてきたかについて、説明しました。
その後は、学生たちがそれぞれ調べてきたことを紹介したり、過去の卒業研究論文に
目を通したりして、具体的に、どんな実験を行いたいか話し合っていました。
打合せ後、学生に感想を聞くと
『卒業研究のイメージが湧かなくて、不安に感じていましたが、過去の卒業研究論文を
読んで、進め方などが少し分かり、安心しました。』
『どんな実験を行うかを考える具体的な打合せが始まり、卒業研究が始まったという
実感が湧いてきました。充実した卒業研究になるように、班員みんなで意見を出し合って、
しっかり計画を立てていきたいです。』
と話してくれました。
初めてのことで、手探りのことも多いと思いますが、班員みんなで協力して、
研究がスムーズに進むように、しっかり計画を立てていきましょう!
by みなと