2015.06.19
昼休み、コミュニケーションスペースでは、
パソコンに向かって真剣に資料を作成している学生や
一つの机を取り囲んで何やら話し合っている学生がいました。
↑ 有機テクノロジー学科の2年生
↑ 生命バイオ分析学科2年生。その横には、ぽてと先生。
彼らは2年生ですが、何をしているのか覗いてみると、
後期の卒業研究に向けて卒業研究班でPFDという資料を
作成しているということでした。
PFDとは、プロセスフローダイアグラム(Process Flow Diagram)の略称で、
実験の流れのフローチャートに試薬の使用量、エネルギーの消費、廃棄物の
発生など環境への影響をまとめたものです。
本校ではISO14001を取得していますので、卒業研究も単に実験のフローチャート
や必要な試薬、機器や器具を調べるだけではなく、
環境への影響も考えて研究の計画を立てています。
上の写真で机を囲んでいた卒業研究班は、
指導担当のぽてと先生に作成したPFDを添削してもらっているとのことでした。
彼らは
「役割分担をしてPFD作成のための調査をしてきました。
これまで何回かこのように集まって、調査結果をまとめてきました。
今日は出来あがったPFDを指導担当の先生に添削して頂き、
最後の仕上げをしています。あともう少しなので頑張ります。」
と言っていました。
また、
「PFDを作成する上で、単に研究をするのではなく環境への負荷を
考えなければと感じました。試薬やエネルギーを無駄しないように心がけます!!」
とも言っていました。
他の班も続々と指導担当の先生にPFDを提出し、
期限内に全班分のPFD提出が完了しました。
↑ PFDを提出する学生
↑ 提出されたPFD
本校の2年制学科は、2年生後期に卒業研究がありますが、
PFDの提出を皮切りに卒業研究は始まっています。
班内で役割分担して作業をし、その結果を班で昼休みや放課後に
集まってディスカッションをしたり、卒業研究指導の先生に相談したりしながら研究を進めています。
卒業研究はグループで行っていますが、
その経験は、将来社会に出てからチームで仕事をする際に役立つことでしょう。
卒業研究の成功に向かってこれからもしっかりと準備をし、内容の濃い卒業研究にして欲しいと思います。
By Mac