せんせのブログ

第44回 道頓堀川水質調査最終日

2015.06.11

道頓堀川水質調査最終日! 先輩から後輩へ受け継がれる技術と知識!!

保護者懇談会で授業はありませんでしたが、実験室では環境委員会の
学生が活動をしていました。環境委員会は学生の課外活動の一つであり、
学生が主体となり活動をしています。

今日は、大阪の繁華街にある道頓堀川
(阪神ファンが優勝時に飛び込んだことで有名な川です)の
水質調査の最終日で、水の汚染を表す指標であるBODの測定と
顕微鏡を使って川の水に棲息する微生物の観察が行われました。

2年 資源分析化学科のI君は、すっかり慣れた様子で顕微鏡で
サンプルの水の中にいる微生物の観察をしています。

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↑ 微生物の観察をしているI君

頼もしい先輩に指導を受ける1年生!!

今回の水質調査は今年度一回目なので、1年生は2年生の先輩から
いろいろ技術や知識を伝授してもらっているようです。

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↑ 今日行う実験の流れを1年生へ説明するM君(2年 資源分析化学科)

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↑ 実験機器の使い方を説明中


BODの測定では「ビュレット」というガラス器具を用いて滴定操作を行います。
実験をしていた1年生は最初、緊張気味でビュレットの
操作をしていましたが、先輩のアドバイスもあって最後には自信を
持った様子でスムーズに実験を行っていました。

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↑ 技術は先輩から後輩へ

道頓堀水質調査に参加していた1年生の感想を聞いてみると、
「環境に興味を持っており、実験技術を向上させたいので、
道頓堀川水質調査に参加しました。参加してみると楽しかったです。
水質調査で先輩からいろいろ指導やアドバイスしてもらい良かったです。」
と言っていました。

さらに、
「頼もしい2年生のように私も頑張りたいです。」
と、これからの意気込みを語ってくれました。

一方、2年生の学生たちは、
「水質調査に初めて参加した1年生の時は、実験のコツが全く分からなかったのです。
道頓堀水質調査で先輩に指導して頂き、徐々に自分の力がついていきました。
2年生となった今、その経験を活かして1年生を指導することができています。
しっかりと1年生に技術を伝えていきます。」
と言っていました。

実験を行っている学生の姿から、道頓堀川水質調査の伝統を垣間見る
ことができました。今回の水質調査のデータは、後日ホームページで紹介する予定です。
過去のデータをご覧になりたい方は以下のURLをご覧下さい。

https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html

環境委員会は、道頓堀川水質調査の他に学校周辺の清掃活動、
環境イベントへの出展など様々な活動をしています。
その様子についてはまた、本ホームページで紹介したいと思います。

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