2015.07.17
本日は、本校がある大阪に台風11号が接近した影響で、
一部交通機関に遅れがでるなど、朝から憂鬱な気分になりそうな日でしたが、
本校の学生たちには、そんな気分を吹き飛ばすくらいの元気がありました!
機能性有機工学実験では、ルミノールの合成をしていました。
下の写真で楽しそうに実験を行っているのは、
有機テクノロジー学科の2年生です。
ルミノールという化学物質は、
血痕などに含まれる「鉄分」に触れることで、
鮮やかに発光することが知られています。
この、化学の力で発光する「化学発光」は、
科学捜査に応用されています。
今回は、このルミノールを合成して、本当に発光するかを確かめました。
自分たちが作ったルミノールでちゃんと発光するのか、
ドキドキしながら実験を行ってみると...
綺麗な青色の発光が見られました!(下の写真)
「おぉっ!!」思わず歓喜の声が!!
「自分たちが合成したルミノールではちゃんと光るか不安だったけど、嬉しい!」
「楽しい!」とのコメントが飛び交いました。
この瞬間の気持ちを大切に!
こちらでは、医療からだ高度分析学科4年生の医薬分析・臨床検査実験が行われていました。
実際に売られている風邪薬などの医薬品の成分を測定します。
今回は、風邪薬などに含まれる成分と同じ薬品を使って、分析条件の検討をしていました。
それぞれの得られた分析結果をもとに、今後測定していくのです。
さすがに4年生にまでなると、てきぱきと自分たちで計画を立て、実験を進めていきます。
「自分たちが計ったデータをもとに、条件を決めていくことがこんなに楽しいとは思いませんでした。」
と頼もしいコメントが。
そんな彼らも1年生の時は、慣れない実験器具にドキドキしていたそうです。
成長ってすばらしいですね!
そして同じ実験棟では、フレッシュな1年生の基礎化学実験も行われていました。
この実験では、無機化学・有機化学・生物化学の中で
基礎となる実験操作を学びます。
「どう?楽しい??」と聞いてみると、
「どのくらいの量が入っているかを調べる定量分析が好きです。」
「私は、何が入っているか調べる定性分析が楽しいです!」
と、いろいろな返事が返ってきました。
1年生にも"実験の楽しさ"が芽生えています。
今、楽しいと感じているならば、来年以降はもっと楽しいですよ!
基礎をしっかり学び、理解を深め、分析化学を楽しみましょう!!
by かえる