2015.07.19
本日、国家資格「技能士(化学分析)」の筆記試験と実技試験が
本校を会場として実施されました。
技能士は働く上で必要な技能の修得レベルを検定し、
一定レベル以上の技能をもつ者に対して資格を付与されるものです。
その種類は128職種あり、「化学分析」もその一つです。
本校の卒業生が就職する業界には、
「化学分析」の技能を必要とするところも多くあります。
そのため、受験者の中には本校の在校生も卒業生も多く含まれます。
今日は、1級から3級まである「技能士(化学分析)」の内、
3級の試験が実施されました。
この写真は、今日受験した本校の2年生の学生です。
「技能士(化学分析)」の1級や2級を受けるためには、
本校を卒業したことや、実務経験があるということを
必要としますが、3級は本校在学中でも受けることができます。
昨年度から新たに設置された級で、
在校生も自らの技術力を客観的に示す証として、
受験しています。
午前中に筆記試験を受けた受験者は、
午後から本校の実験室で実技試験に臨みました。
国家試験の実技試験が、普段使用している実験室で受けることができるため、
学生達も少し安心した様子で臨んでいました。
実技試験では、中和滴定や定性分析実験など、
本校の1年生の時に行った実験とほぼ同じ内容で出題されます。
実験中の様子はこちらで示すことはできませんが、
皆、落ち着いた様子で臨んでいました。
試験終了後の学生のコメントは以下の通りです。
生命バイオ分析学科 2年生 Iくん
「試験勉強として、過去の実験ノートを見直してきました。
恐らく、できていると思います!
筆記試験もこれまでの勉強や実験してきた経験から解くことができました。」
生命バイオ分析学科 2年生 Kくん
「筆記試験は、自信あります。
実技試験は、制限時間に追われることなく、余裕を持って終えることができました。
むしろ定性分析実験では、含まれる金属を当てるゲームのような感覚で
実験をすることができました(笑)。
来年、時間が取れれば、2級も受験したいと考えています。」
と、少し余裕も感じられたコメントでした。
話を聞いていると、入学した当時から成長しているなと感じました。
授業や実験のあるとき、週2日は実験というカリキュラムで過ごし、
少しずつ実験の手技も上達し、自信にもなっているように思います。
実は、この3級の実技試験、2日に分けて明日も実施されます。
また多くの本校の在校生が受験します。
今日受験を終えたみなさんは、お疲れ様でした。
明日に実技試験を控えたみなさんは、
普段の成果を発揮できるように頑張って下さい
By ぽてと