2015.08.24
2年制学科の2年生や、4年制学科の4年生は続々と内定をいただいています!
今日内定の連絡が入ったのは、2年資源分析化学科のO君(写真左)!
まずはこの弾けんばかりの笑顔をご覧ください(^^)
右隣に写っているのは担任のミジンコ先生。
ずっとそばで見守り応援してきましたので、ミジンコ先生もとても嬉しそうです。
O君が内定をいただいたのは、大気や水質、土壌などを分析する企業です。
彼も入社後は分析化学者として大気のサンプリングや分析を担当する予定だそうです。
O君は、もともと高校卒業後に美術系に進もうか、それとも化学系に進もうか
進路を迷ったのですが、仕事として何をしたいのだろう?とよく考え、
化学者を目指すことを決意したのだとか。
本校に入学し、幅広く学ぶうちに「環境に関わる仕事がしたい」と
具体的なビジョンを描くようになり、
今回その夢であった環境分野で活躍できる企業に内定をいただけたのでした。
O君、本当におめでとう!
O君は、この企業での仕事に役立つよう、
卒業までに「公害防止管理者」の資格を取得しようと目標立てているそうです。
内定をいただいて終わりではなく、
彼のゴールは「内定をいただいた企業でしっかり活躍すること」!
これからのO君の成長と、企業での活躍ぶりが今からとても楽しみです。
今日は、ここでも連日ご報告している「道頓堀川水質調査」の最終日でした。
この活動は、学生環境委員会が行っているものであり、
年に3回、大阪の道頓堀川から水を採取し、微生物量や溶存酸素量など
様々な項目について測定しています。
(これまでの調査結果はこちらをご覧ください。)
今日行ったのはBOD測定。
BODとは、水中に含まれる有機物が
微生物によって分解される過程で消費される水中の酸素量のことで、
川の水の汚れ具合を知る1つの指標となっています。
私アビーが実験室を覗いてみると、真剣な顔で滴定操作をしている学生がずらーり。
神経を使う実験ですので、少し離れたところから静かに見守りました。
この実験の原理は、1年生の後期に実施される「定量分析実験」で学ぶものと
同じ手法を使っています。
今日の参加者には1年生も含まれていますがとても手慣れた手つきです。
ひと段落ついたところで
「まだ学校のカリキュラムでは習っていないのに手馴れてるねぇ」と声をかけると、
2年生の生命バイオ分析学科のT君がその回答をしてくれました。
「僕は1年生の前期からこの水質調査に参加していたので、
先生に教えてもらう前にこの操作を経験しました。
知識はゼロの状態からスタートしましたが、
先輩が手取り足取りしっかり教えてくれましたし、
時には先生以上に起こられたりしながら成長してきました(笑)。
だから、1年生の後期になってから実験で習った時には
原理の理解も操作もばっちり!
今度は僕が1年生に教える番です。」
と何とも頼もしいコメントをくれました。
この道頓堀川水質調査は学生が主体となって実施しており、
私も毎年のように調査に立ち会ったことがありますが、
学生同士で教え合ったり、学生主体で運営方法を改善したりと
年々「学生主体」の度合いがパワーアップしているのを感じています。
先輩というたくさんの頼もしい「先生」に囲まれ、
成長した1年生がまた次の代を育てていく・・・
そんな魅力的なループが本校の環境委員会の魅力です(^^)
byアビー