2015.08.30
本校で国家資格である化学分析技能士1・2級の実技試験が行われました。
技能士検定は国が労働者の技能修得意欲を増進させるとともに、技能及び職業訓練の成果に対して
社会一般の評価を高め、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的として、実施されています。
化学分析技能士の検定試験は日本全国で実施されていますが、大阪府では長年、
本校が受験会場の受入れをしています。
技能検定を受検するには、検定職種に関する実務経験が必要となります。
化学分析技能士の場合は、普段、分析化学に関する仕事をしていることが必要となるのです。
通常、1級の場合は7年以上、2級の場合は2年以上の実務経験が必要です。
しかしながら、本校の卒業生は本校で受けたカリキュラムが厚生労働省より実務経験として認められるため、
卒業した年の8月に2級の技能検定を受検することが可能です。
また、受検の際も今までに使っていた実験室で受検できますし、知っている先生の前で受検できるのも
他の受検者にはない、本校卒業生のみのメリットです。
また、昨年度より新設された3級の場合は、本校のような工業系の専修学校や工業高校、大学に入学すること
が受験資格になります。
そのため、7月には本校の2年生が化学分析技能士3級を受験しました。
そのときのブログがこちらです。
→https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2015/07/post-8278.html、https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2015/07/post-8279.html
↑受検中の様子はお見せできませんので、当日のスケジュールをご覧ください。
さて、本日の実技試験には、今年3月に本校を卒業した卒業生が受検に来ていました。
受検後には、卒業生の元担任であった あずみ先生と談笑をしていましたので、
少しお邪魔させて頂きました。
受験結果に自信のある者や、そうでない者、悲喜こもごもでしたが、
実技試験でのお互いの実験操作についての反省会に、
あずみ先生も加わって授業のようになりました。
これからも化学分析技能士の実技試験を通して、多くの卒業生に会い、卒業生の活躍を聞きたいと思いました。
by バッテン