2015.09.10
今日は、午後から本校の教室で本校に頂いている求人企業の
企業説明会を実施し、既に品質管理の分析技術者として活躍している
卒業生も一緒に来校頂いたので、その様子を紹介します。
こちらの写真は、本日説明会にお越し頂いた採用担当者の
M様(左側)とS様(右側)です。
そして、写真中央が既に企業で活躍している
29期 有機テクノロジー学科卒業のI様です。
実施頂いた企業は、ジェネリック医薬品の研究開発から製造、販売まで
されている共和薬品工業株式会社です。
兵庫県の三田市に工場を持ち、年間20億錠近い医薬品を製造されています。
これまでに本校学生を採用頂き、卒業生も活躍しています。
品質管理のある部署では、4名中3名が本校の卒業生とのことです。
その他に、製造職でも採用頂いています。
本校を非常に評価頂いている企業様でもあり、
今年の4月に実施した本校の入学式では、
企業代表として直接に祝辞を頂きました。
平成27年度 入学式の様子はこちらをご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2015/04/post-8188.html
今回は、新たに工場を立ち上げるため、品質管理の技術者を
増員されることになりました。
そこで分析技術者を新卒で採用するならば、
大学生でも良いけれども、そもそも化学や分析が好きで、
しっかりと基礎から学んでいる本校の学生を採用したいと
考えて下さり、本校学生向けに求人を出して頂きました。
説明会では、採用担当のM様が企業の概要だけでなく、
業界全体のお話や新卒採用をする上での企業としての考えだけでなく、
就職活動に取り組む学生にいろいろな助言も頂きました。
学生はメモを取りながら必死に聞いていました。
そして、卒業生のI様からは、
具体的な業務内容を在校生にも分かりやすく説明して頂きました。
さらに、就職活動をしている後輩は不安も抱えているだろうと、
自身の経験談や企業に入ってからの様子なども分かりやすく
話をして頂きました。
I様は、
「学生時代に学んだ基礎的な実験技術や知識は、非常に大切で、
今も役に立っています。また、業務では分析機器をよく使うため、
その原理をしっかりと学んでいたことも、とても良かったです。」
と話されていました。
I様は、主に医薬品製造に使用される原料の品質管理をされています。
自らの仕事の先には、病気で悩んでおられる患者様がおられると
いうことを常に意識しながら、日々の業務に取り組まれているとの
ことでした。
採用担当のM様からは、
「Iさんの仕事が遅れれば、出荷もできなくなることもあり得ます。
その中、責任を持って業務に取り組んでもらっているので、
周りからの評価も高く、採用した立場としても喜んでいます。」
と、仰られていました。
品質管理という仕事は、決して目立つ仕事では無いかもしれませんが、
企業においては、なくてはならない仕事でもあります。
そこでこうして、活躍している卒業生がいることを
送り出した我々教職員も誇りに思い、
今、就職活動をしている在校生も先輩に続いてほしいと思いました。
By アメフト