2015.09.19
本校に入学してくる学生は、化学を学んで、環境、バイオ、医薬品、食品、化粧品など
化学を活かせる様々な分野に就職したいと希望を持っています。
しかし、学生に中には、高校時代に化学を履修していない文系出身の学生や全く理科を
学ばなかった商業高校出身の学生、自分自身の理解力に不安を持つ学生や実験は好き
だけど座学は苦手という学生もいます。
このような学生が抱く不安や苦手意識を解消することを目的に、平日学科・コースの
学生が登校しない土曜日を有効活用し、高校の化学や1年前期に開講される基礎化学
という科目の復習を中心に講義を行うのが「基礎化学講座」です。
全15回にわたって開講される本講座では、本校の専任講師がリレー方式で講義を
担当していきますが、5月16日に始まった講座も残すところ、あと3回となりました。
本日の講座では、これまで12回にわたって学んできた内容を確認する試験を行い、
その解説を通して復習を行いました。
そして、本日の講義担当はMac先生でした。
教室をのぞくと、試験の解答の解説中でした。
本講座の受講者は20名程度なので、試験のでき具合や説明に対する理解の状況を
確認しながら、臨機応変に対応しつつ、講義を進めていきます。
これによって、学生はそれぞれが抱く不安や苦手意識を解消していくことができます。
このようにマンツーマンに近い形で学べることも「基礎化学講座」の魅力です。
特に重要な項目や、苦手意識を持っている学生が多い項目については、追加の演習
問題を解いて、より一層、理解を深めていました。
講座終了後に感想を聞くと
『確認試験のおかげで、忘れていたことに気がつくことができ、復習することが
できました。特に、濃度計算は実験の時にも必要になるので、今日の説明と演習で
理解を深めることができたので、良かったです。』
『無機化学の授業で、前期の基礎化学の授業の復習から始まったので、基礎化学の
重要性を感じました。今日の試験でできなかったところは、もう一度、勉強し直そう
と思います。』
とコメントしてくれました。
本講座も残すところ、あと2回です。次回からは、後期の授業内容を少し先取りした予習を
行って行きます。
本講座を最後までしっかりと受講して、後期の授業の理解をより一層深めていきましょう。
by みなと