2015.09.29
1年生の生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科も
昨日の資源分析化学科、有機テクノロジー学科の学生に続き
今日から本格的に機器分析化学実験を始めました。
前回の機器分析化学実験の時間は、
ガイダンスで「どのような実験をするのか、どのような原理か」などの
説明がありましたが、
今日からは学生達は5つの班に分かれ、
順番にそれぞれの機器の実験を行っていきます。
機器分析化学実験では、
溶液中に含まれる金属の量を分析できる原子吸光光度計、
試料を気化させて何がどれだけ含まれているのかを分析できる
ガスクロマトグラフなど7種類の分析機器を使って実験します。
準備せずにいきなり実験をはじめても何をするか分かりませんので、
本校の学生たちは事前にしっかりと予習をしてから実験に臨んでいます!!
↑ あらかじめ『実験ノート』に予習して準備万端!
『実験ノート』と呼ばれるノートにその日に行う実験内容を前もって予習し、
実験当日までにまとめます。
『実験ノート』の内容は、実験のポイントや注意点、実験結果を書くためのスペースを空け
あとで見直しても分かりやすいように工夫されています。
↑『実験ノート』の中身
学生たちに『実験ノート』について感想を聞いてみると、
「『実験ノート』を作るのは大変だけど、苦労した分、実験方法が身についていると感じます。
『実験ノート』が将来、分析機器を使う時の参考書になるようにこれからもしっかりと作っていきます!」
という言葉が返ってきました。
『実験ノート』は実験をする上で学生にとって大事なもののようです。
学生たちは、実験中は自分が書いた『実験ノート』をみながら実験し、
実験の結果や気づいた点も『実験ノート』に書き込んでいきます。
分析機器を初めて扱う学生も多いのですが、みんな真剣に機器分析を行っていました。
↑実験中の学生たち
学生たちは新しい機器を使う事ができて嬉しい様子でした。
機器分析化学実験でたくさんの分析機器を使うことで多くの事を吸収していき、
将来の分析化学者を目指し、一歩ずつ着実に進んでほしいものです。
By Mac