2015.10.04
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析コース」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、1学年あたり
の定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
上に述べたように、化学分析コースの学生の入学目的は様々ですが、全員に共通する
目的に資格取得があります。
本校では例年9月はじめの時期に、3つの国家資格「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」、
「有機溶剤作業主任者」、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」の団体講習を
実施しています。
これらの資格はいずれも、労働環境の安全を守る「作業主任者」と言われる立場になる
ために必要な資格であるため、人気が高く、時期によっては受講までに数ケ月待ちの時
もあります。
そのような中、例年、本校の学生が非常に多く受講を希望することや、受講態度が
良かったことから、主催団体のご配慮で、本校の学生のためだけに毎年決まった日に
講習会を実施していただいています。
講習会は平日に実施されましたが、有給休暇を利用したり、アルバイトのシフトを調整
したりして、化学分析コースの1年生も複数名が受講しました。
先日のブログで、講習会の最後に行われる修了試験に合格した平日の学科・コースの
学生たちに修了証が授与されたことをお伝えしましたが、本日、化学分析コースの学生
たちにも修了証が授与されました。
修了証は担任のあずみ先生から、一人一人に授与されました。
現在の職場の事業継続のために、資格取得を主な目的として入学したKさん
(上の写真の学生)は
『文系出身なので受講する前は取れるか不安もありましたが、本校の授業で化学の
基礎知識を学んでいたので、講義の内容をスムーズに理解することができました。
資格取得を目的に入学したので、合格できて良かったです。卒業までに、できるだけ
多くの資格を取得できるよう、これからも計画的に取り組んでいきたいです。』
と感想を聞かせてくれました。
また、好きな化学を活かせる技術系の就職を目指して入学したTさん(下の写真の学生)は
『就職のためにも、化学に関係する資格をたくさん取得したいと思っているので、
合格できて、本当にうれしいです。これからも様々な資格に挑戦して、自分の将来の
可能性を広げていきたいです。』
とコメントをしてくれました。
入学目的は様々ですが、それぞれが必要とする資格を着実に取得して、入学目的をぜひ
叶えてほしいと思います。
byみなと