2015.11.17
これまで本ブログでご紹介しているとおり、
2年制学生の2年生と4年制学科の4年生は、後期のちょうど中間にあたるこの時期、
卒業研究の中間発表会を行っています。
本校は、実験を中心にカリキュラムが組まれていますので、
1年生ももちろん週2日、実験を行っています。
生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の1年生は
機器分析化学実験を行っていました。
↑ 実験の様子
機器分析化学実験では、
液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーをはじめ
分析の仕事でよく使われる7種類の分析機器を使って
実験していきます。
写真の実験班は、
原子吸光光度計を用いて溶液中にマグネシウムがどれくらい
含まれるかを分析する実験をしていました。
本校の学生は与えられたテキストを
そのまま見て実験をするのではありません。
実験の当日までに、実験内容をしっかりと予習をしてから
実験に臨んでいます!!
予習の内容は『実験ノート』と呼ばれるノートにまとめ、
当日はテキストではなく、『実験ノート』をもとにして
実験をします。
↑ 『実験ノート』
予習をすることで、実験を行う上での注意点が事前に分かり、
安全に実験をすることが出来ます。
また、『実験ノート』には実験のポイントを書くようになっていますので、
実験中にポイントなどを書き込み、後で実験を見直すことができるようになっています。
『実験ノート』の作成方法は、
実験ごとに先生からアドバイスされていますので、
その都度レベルアップしており、入学してまだ7カ月強の1年生でも、
しっかりとした内容になっています。
↑『実験ノート』の中身
実験後、教室ではレポート作成をしていた学生がいました。
↑ クラスメートと楽しく実験のまとめを・・・
その日のうちにデーターをまとめ、考察を一緒に考えたり
実験を振り返り、注意点を再確認していました。
クラスメートと実験のことを話す様子はとても楽しく見えました。
彼らに話を聞くと、
「本当に実験が好きなので、実験のことをみんなで話すことは楽しいです。
実験をする上で『実験ノート』がとても役立っています。
これからもしっかりと実験を取り組み、基礎力をつけたいです!!」
と言っていました。
本校の学生は実験に受け身で臨むのではなく、
主体的に臨んでいるようです。
この調子を続けて1年生の間でしっかりと分析化学の基礎を修得してほしいと思います。
By Mac