2015.12.11
今日は、『19才のプレゼンテーション』というイベントが実施されました。
こちらの画像に写っている学生たち、特に、中央前方のKさん(2年佑季テクノロジー学科)が
大活躍しましたので、その様子をご紹介したいと思います。
今日実施された『19才のプレゼンテーション』は、
(社)大阪府専修学校各種学校連合会主催のイベントであり、
今年で4回目になります。
このイベントは、様々な分野の専門学校生がプレゼンテーターとなり
将来の夢(シゴト)に向かって今頑張っていることや
成長したことなどを自ら発表するものです。
聴講するのは主に高校生。
進路選びの分岐点に立つ高校生たちにとっては、
少し先を走る先輩たちから生々しいメッセージをもらえる、
何物にも代えがたいチャンスとなるものです。
もちろん、本校からのプレゼンテーターであるKさんは、
「化学者を目指している先輩」としてプレゼンしました。
こちらはイベントの案内ですが、
エントリーナンバー3に白衣を着た学生がご覧いただけますでしょうか?
これが、有機テクノロジー学科のKさんです。
当日まで準備を重ねてきたKさん。
さあ、緊張のイベント開始です!
ウェディングプランナーや建築家など、
様々な仕事を目指して頑張っている他校学生のプレゼンが続いていきます。
様々な分野の専門学校生が、その仕事に興味を持ったきかっけや、
その中で見つけた夢、そして成長、
将来の夢をキラキラとした表情で発表していきます。
専門学校は「社会に一番近いところで学ぶことができる」というのが大きな特徴です。
ですから、彼らのプレゼンにも、まるで社会で働いているかのような、
そんな実習写真が多く登場していました。
常に社会を意識するからこその大変さもあるものの、
だからこそ生まれる成長・成果。
それらを実感する喜びが溢れているのが
聴衆に生々しく伝わってくるプレゼンばかりでした。
そんなプレゼンの裏では、
出番が近づいた本校のKさんや、
ステージ上で彼女をサポートする友人たちが
プレゼンに使用する実験の準備を着々と進めていました。
そして、ステージ上にも色とりどりのフラスコなどの装飾が並び
Kさんのプレゼン開始です!
彼女が「化学者」を志すようになったは、高校生のとき。
きっかけはほんとに些細なことで、
テレビでみた「アイスの開発秘話」の映像から
「モノづくりって楽しそう」
「モノづくりをするには化学者になればいいのかな...」
と思うようになったことからでした。
こうして生まれた小さな憧れと興味も、
「化学が苦手...テストは8点しか取れなかったこともあったし...」と
勇気あるカミングアウトも交えながら、
一度は夢をあきらめようか悩んだことも生々しく語られました。
その後、「机に座って勉強する化学は苦手で嫌いだけど、
実験室でする実験は好きだし、化学者は実験が仕事だから
夢のために頑張ってみようかな」と一念発起!
その勇気を武器に、本校に入学し、そして着実に力をつけ、
就職内定という大きな花を咲かせた経緯を
緊張した様子で語ってくれました。
合間には、友人たちのサポートを受けながら、
「あ!」と驚きと感動、好奇心を沸かせる実験を演示!
青色と無色の色の変化を繰り返す溶液の様子に、
会場はとてもいい反応を示してくれていました。
今日会場にいた高校生にとっては、ステージ上の専門学校生は
夢に向かって走り、成果を手にした、いわば「カリスマ」だったのかもしれません。
しかし、ほんの1~3年ほど前までは自分たちと全く同じように
進路に迷い、不安を抱え、でも小さな夢を持った同じ立場だったことを
実感できたのではないでしょうか。
「夢を見つけ、それを大切にして欲しい」
多くのプレゼンテーターが口にした、その言葉がとても印象に残る時間でした。
最後に・・・実は今日のこのイベントのスタッフも専門学校でした。
本校の学生も大変多く活躍し、イベントを盛り上げました。
今日会場内にいた高校生たちは、
今日のイベントをきっかけに、明日から夢さがしのために、
そしてその夢を実現するために、一歩踏み出すことでしょう。
夢を持つこと、そしてそれに向かって走ることは
なんて素敵なことでしょうか(^^)
先輩たちのそんな姿を見た高校生たちの笑顔や好奇心にあふれた表情が
とても印象的な一日でした。
Kさん、そして多くの運営に携わった学生たち、
今日は本当にお疲れ様でした!
byアビー