2015.12.18
こんにちは!ましおかです。
本日は、生命バイオ分析学科・医療からだ高度分析学科の1年生の
『定量分析実験』の様子を紹介しましょう。
このブログでも以前に何度も取り上げられていますが、
「定量分析」とは、物質の中にある成分が
「どれだけ」入っているかを分析することです。
例えば、食品中に含まれている栄養分や水質や土壌の分析など、
分析化学の技術の中でも基本中の基本のもので、
その技術を身に付ける実験です。
テーマごとに別れて、学生たちが実験を進めていました。
こちらでは、「中和滴定」を行っていました。
生命バイオ分析学科Tさん(左)は、
「 高校の時から実験をしていましたが、先生の指示に従うだけで、
あまり理解していなかったような気がします。
本校に入学して、基礎からしっかりと実験や授業を受けることで、
手順や原理などを理解する事ができ、より楽しくなりました。
これからもどんどん勉強していきたいです。」
と、答えてくれました。
Mさん(右)は、
もともと薬学系の大学に進学を考えていたそうですが、
大学の見学をしたところ、自分の思っていた雰囲気が違ったため、
改めて進路を検討しているときに、本校を知ったそうです。
「中学や高校でやってなかった分、実験をしたかった気持ちがあり、
体験入学に参加して、実験をやったときにとても楽しいと思いました。
入学してからも、たくさん実験ができて嬉しいです。
入学当初は、分からないことが多かったですが、
少しずつ技術が身についてきた事が実感できています。
もうすぐ実技試験があるので、頑張りたいです!」
と元気いっぱいに答えてくれました。
こちらでは、「キレート滴定」を行っています。
先ほどの中和滴定を含め、学生たちにとっては、
1年生から数えて、5回目の滴定の実験となりますので、
さすがにみんな操作がスムーズです。
医療からだ高度分析学科のA君は、
「滴定は色が劇的に変化するので、楽しいです。
この定量分析実験を通して、滴定には、様々な種類があることが分かりました。
今日は金属の濃度を量れることが分かり、びっくりしました。
実験操作や技術もしっかりと身についている実感があります!」
生命バイオ分析学科Kさんは、
「何回も滴定の実験を行って、やっと正しい操作方法が身についてきました。
今では、微量の滴定操作ができるようになり、微かな色の変化も見極められるようになりました。
正確な分析ができるようになると、実験がどんどんと楽しくなっています。」
同じく生命バイオ分析学科Yさんは、
理系の大学を卒業したのですが、
より専門的な技術を身につけたいということで、
本校に入学しました。
「大学生の頃よりとても多く実験があり、これまでの実験を通して、操作は慣れてきたと感じています。
やはり実験をすると、授業で聞くだけは分からない
微妙な色の変化や操作の加減も分かり、一層理解が深まります。
また、この滴定は技能士(化学分析)の実技試験の課題にもなると聞いたので、
2年生になったら、3級に挑戦したみたいと考えています。」
と、国家資格にもチャレンジするということです。
30期卒業のSさんが、
遊びに来てくれました。
本校の生命バイオ分析学科を卒業して、大学に編入学した学生です。
話をしていると、
なんと、先ほどインタビューに答えてくれた1年生の生命バイオ分析学科Yさんと
大学で同級生だったということでした!
Yさんも話に加わり、同窓会のようになりました。
しかも、ぽてと先生は、Yさんの現担任でSさんの元担任だったのです!!
Sさんは、
「本校に入学すると聞いてびっくりしましたが、何だか嬉しいです。
頑張って欲しいです。」
といっていました。
Sさんも留学という自身の夢のために今頑張っているとのことでした。
二人は同級生ではありますが、本校では先輩後輩の間柄ですw
なんだかおもしろいですね。
日々の授業や実験をただ行うのではなく、それぞれが考えながら、
目標を持ちながら能動的に行うことで
学生達は日々、成長していきます。
そんな彼らの更なる成長をこれからも応援していきたいと思います。
by ましおか