2015.12.19
本校には、平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業
責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得すること
ができる「化学分析コース」があります。
このコースでは、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コースは、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
上でも述べましたように、化学分析コースに入学する学生の目的は様々ですが、
資格取得は多くの学生の共通の目的と言えます。
本校の学生が取得を目指す資格は様々ありますが、今週は公害防止管理者、危険物取扱者、
臭気判定士といった難関国家資格の合格発表が立て続きありました。
15日のブログでは、平日に通学する学科である資源分析化学科2年のMくんが臭気判定士に
合格したことを紹介しましたが、本日、化学分析コース2年のTくんからも臭気判定士の
合格の報告がありました。
さらに、Tくんは公害防止管理者(水質1種)と甲種危険物取扱者にも合格したそうで、
今週は喜びに包まれた一週間だったようです。
Tくんは大学で地学を学んだ後、高校の先生をしていましたが、授業を行ううちに環境
への興味が大きくなったことから、環境分野の企業への就職を目的に、化学分析コースに
入学してきました。
そして、見事、希望していた環境分析の企業から内定をいただき、入学の目的を叶えました。
また、化学分析コースの特徴である平日に働けることを活かして、すでに内定企業で仕事を
始めています。
そんなT君に合格の感想を聞くと
『公害防止管理者や臭気判定士は環境分野で仕事をする上でぜひ取得したいと思っていた
ので、合格できて、とてもうれしいです。試験勉強においては、環境化学や機器分析法
などの授業も役立ちましたし、さらに環境分析に詳しいあずみ先生から色々とアドバイス
をいただけたことも大きかったです。少人数制で教員との距離が近く、質問しやすい
化学分析コースに入学して、本当に良かったと思います。』
『さらに、環境分野の企業に内定したことが資格試験へのモチベーションの向上に
つながりましたし、内定企業で実際の仕事を経験したことで、測定方法などが具体的に
イメージできたことも、合格の大きな要因だと思います。今後は、環境計量士の取得を
目指していきたいと考えています。』
と今後の抱負も含めて、話してくれました。
こつこつと地道に、そして着実に資格試験に向けて準備を進めてきたことが、
ここに来て、一気に花開いて、本当に良かったと思います。
担任である私みなとも、とてもうれしいです。おめでとう!
今回の合格を大きな弾みにして、このままモチベーションを保って、環境計量士の
合格を目指してほしいと思います。
by みなと