2015.12.21
今日は第24回中級バイオ技術者認定試験と第21回上級バイオ技術者認定試験が
行われ、会場として本校でも実施されました
バイオ技術者認定試験は、日本バイオ技術教育学会が実施する認定試験で、
1年に1回開催されており、バイオ技術に関する学力・知識などのレベルの向上に
役立てるほか、バイオ技術に関する就職や経歴などにも活用されています。
中級は「遺伝子組換え技術や細胞融合技術、生物などの利用技術やこれらを
行うための安全衛生に関する知識を持ち、適切な指導者のもとで実際に
バイオテクノロジーに適応しうる資質」、上級は「生物利用技術を中心に
さまざまな技術と知識を持ち、指導的立場で実際にバイオテクノロジーに
応用しうる資質を高めた高度な技術者」を認定します。
この資格は、受験資格が必要ですが、中級は「大学や専門学校のバイオ技術に
関する課程の2学年の修了見込みがあること」、上級は、「中級バイオ技術者
認定試験合格者や、バイオ技術に関する課程3年の修了見込みがあること」
などと決められております。
本校の学生は、受験資格として認められていますので、2年制の生命バイオ
分析学科や4年制の医療からだ高度分析学科の学生が積極的に受検していました。
試験の内容は、「バイオテクノロジー総論」「生化学」「微生物学」「分子生物学」
「遺伝子工学」などです。科目名から専門的なイメージがしますが、普段受講
している授業の科目に、この資格試験対策にもなる関連科目が多くあります。
それ以外にも「資格取得対策講座」があり、テストの傾向や過去の問題について
勉強しています。
↑試験が始まる前の教室の様子です。
試験は、普段から使用している慣れた教室で、クラスメイトと一緒に受検できるので、
少しは気分を楽にして受験することができます。
とは言え、試験前はみんな緊張した様子で最後の確認をしていました。
中級を受験した2年医療からだ高度分析学科のTさんに話を聞くと、「授業や資格取得
対策講座の要点をまとめて自分なりにノートをまとめて勉強しています。中級が
とれれば上級にもチャレンジしたいです。」と意気込みを語ってくれました。
上級を受験した3年医療からだ高度分析学科のKさんたちは、「中級よりは専門用語が
多くなって難しかったです。」
受験後の感想を聞くとみんな「やるだけはやりました。」「あとは結果を待つだけです。」
と不安ながらも充実感を感じるひとことでした。
今日の結果は、来年2月下旬に発表されます。
受験したみんなの努力が報われることを祈っています。
by すぱろう